世界一座っている時間が長いと言われている日本人です

最近の調査では日本人の1日の平均的な総座位時間は8〜9時間と言うことがわかりました

世界一座っている時間が長い国民と言われています

株式会社　日向の鳥辺康則です

さまざまな研究結果を調べてみると『1日8時間以上座っている人は、罹患リスクや死亡リスクが高まる』ということを裏付けるデータが多く見つかってます

なぜ座っている時間が長いと健康リスクがあるのでしょうか？

「座りすぎ」の問題は「身体活動不足」と密接に関わっているようです

「身体活動不足」とは、労働・家事・通勤といった日常生活に伴う軽い運動など、安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費するすべての動作（いわゆる「身体活動」）が充分に行われていない状態のことを言うそうです

なんとそれは全世界で死亡原因の4位であり日本では3位と報告されるほど深刻化しています

簡単に言うと運動不足ってことかな！

WHO（世界保健機関）では成人の場合健康のために1日30分の中高強度の身体活動を週5日行うべきだとしてます

子供は1日60分行うことを推奨しています

しかし最近の調査によると成人の23%・青少年の81%がその基準を満たしていないことがわかりました

特に子供たちはコロナ禍の影響や夏場の熱波の影響によって外で遊ぶことが極端に減り室内でゲームやスマホで遊ぶことが多くなっていると聞きます

その影響によって子供たちの中に異変が起きています

それは基礎的な運動能力の低下とともに姿勢の悪さが大問題になってると言うことです

ある調査によると今の子供たちは、まっすぐに両手を挙げてバンザイできない子が多いと指摘する方もいます

まっすぐ走ることができなかったり、雑巾がけができなかったり、階段を上るだけで息が切れる子供も多いと言うことです

歩埼玉県の幼稚園児と小中学生の基本動作運動量を調べた研究結果によると次のようなことがわかっています

「5秒以上片足立ちができない」14.7%

「しゃがみ込めない」15.3%

「腕をまっすぐに上げられない」7.1%

「前屈で指が床につかない」23.3%

まとめると4つの基本動作のうち1つ以上できない子は41.6%いたと言うことです

さらに子供の姿勢の悪さは非常に将来の心身のリスクが高まると言われています

子供の3大不良姿勢と言われているものがあります

「猫背」「あご出し」「骨盤後傾」です

これらの原因は座りっぱなしの時間が長いことだと言われています

長時間座っていると、お尻と太ももの筋肉が硬くこわばり骨盤が後ろに引っ張られます

骨盤が後ろに引っ張られると、体が後ろに倒れないように体を丸めるため猫背になるのです

そしてその状態で前を見ようとすると自然と「あご」が出てしまうのが現状です

これらによって自律神経が乱れてイライラや情緒不安の症状が現れる子供も増えています

子供は「風の子」と言われ外でたくさん遊んでた時代は昔です

ここ数年はコロナ禍の影響や猛暑の影響などもあり、外で遊ぶ子供を見かけることがほとんどありません

小さな子供を抱える親としては非常にそのこと心配しています

これは子供だけでは無いのです

長時間座り続けていると全身の筋肉の70％を占める下半身の活動が停止状態に陥ります

これが問題なのです

もっとも大きな太ももの筋肉や『第二の心臓』と言われるふくらはぎの筋肉が働かないため代謝が低下して肥満や糖尿病のリスクを招くほか、血流が悪化し、高血圧の原因にもなるのです

肥満・糖尿病・高血圧が重なると、　メタボリックシンドロームの危機が訪れます

メタボ状態になるとその先には当然ですが心臓病や脳卒中・がんのリスクも高くなります

「座りすぎ」に深く関わるがんとして挙げられるのは「大腸がん・乳がん」だそうです

また「座りすぎ」は労働者の生産性やメンタルヘルスなどにも悪影響を及ぼすのだと言う研究結果も出ています

つまり座りすぎてる人はメンタル不調な人が多いと言うことです

これは単純に運動不足だけと言うことでは無いのです

もちろん運動することが健康にどれぐらいプラスになるかと言う研究結果はたくさん出ています

しないよりもした方が良いのです

しかし人間の体は本来歩いたり運動したりすることのために作られています

座りっぱなしが体の様々なところに影響してしまうのです

ちょっとしたブレイクタイムや休日などには積極的に体を動かすことをお勧めします

特に子供は外に連れ出して環境を与えないと運動しません

温泉に連れて行ったりアウトドアをお勧めします

毎日は無理なので週末ぐらいは積極的に外に出たいですね

そんなこと思ってブログを書きました