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英国で抗生物質耐性菌による感染症が増加中と言うニュースを聞きました

抗生物質に耐性を持つ感染症がイギリスで拡大しつつあると言うニュースを聞きました

ちょっとしたニュースですかとても気になるのでブログに書くことにします

株式会社 日向の鳥辺康則です

抗生物質耐性菌による感染症は、新型コロナウィルスパンデミックによって一時的には減少していました

しかしここにきて世界で徐々に感染者が増えつつあります

英国では抗生物質耐性菌が引き起こした、重篤な感染症の発生件数が昨年と比べ2.2%も増加したと言われています

たかだか2.2%と思われるかもしれませんが危惧する状態だと言うことです

英国だけで年間6万件近い重篤な感染症患者が発生しています

薬物耐性菌による感染症は治療が容易ではなく、敗血症などの深刻な合併症を引き起こすおそれがあります

保健安全保障庁の主任医療顧問 スーザン・ホプキンスはこのように語っています

最新の抗生物質に対する耐性を持つ菌もすでに存在する。新たな治療法を見つけるためのイノベーションは、すでに手元にある手段を確実に使用してこそ、うまくいく。抗生物質を乱用すれば、敗血症のような命にかかわる病気に対する効果が失われてしまうだろう

抗生物質耐性菌の感染症増加を防ぐうえでは、抗生物質を適切に使用することが極めて重要です

つまり、抗生物質をむやみに乱用したり処方しないと言うことです

英国では2017年以降医療における抗生物質の使用量が15%以上も減少し数年早く目標を達成しています

では日本はどうなんでしょうか?

日本では相変わらず「風邪」の患者に抗生物質が処方されています

抗生物質は「細菌」をやっつける薬の一種であり「ウイルス」には無力であることを知っていながら処方してるのです

つまり、抗生物質はウイルス性の風邪には効かないと言うことです

風邪の80~90%はウイルスが原因なので「ほとんどの風邪には抗生物質は効かない」としていいでしょう

風邪の原因ウイルスは200種類以上あるといわれており菌の同定が困難なんです

だから、とりあえず薬として抗生物質を与えるのが日本と言う国です

その結果、抗生物質の乱用によって耐性菌が発生して大変なことが起きているのです

これは他人事ではないことなのです

日本国内でも年間8000人以上の人が抗生物質耐性菌によってなくなっています

全世界では、抗生物質の乱用をやめて、減らしていこうと言う方向が分かれていますが、日本では減るところが増える一方です

菌も生き物ですから当然死なないために変化しながらより強くなっていきます

そんないたちごっこみたいな戦いが永遠に続いているのです

本当にこのままで良いのでしょうか?

そんなことを思ってブログに書きました

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