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次なるパンデミックのウィルスは氷河の中からやってくるかもしれない

北極圏の永久凍土の融解・グリーンランドの氷床融解などのニュースを日本で聞いても正直ピンとくる人は少ないかもしれません

あまり私たちには関係のないようなニュースに聞こえますよね

株式会社 日向の鳥辺康則です

それによって海水の海面が1センチ上昇したと言うニュースを聞いても正直あまりピンとこないと思います

でも世界ではそれによって住む場所を失う方々がたくさんいるのも事実です

しかし私が懸念してるのは海水の上昇だけでは無いのです

私たちの住んでいる地球の大陸の約25%は永遠に溶けることのない氷「永久凍土」で成り立っています

その永久凍土が気候変動によって融解することによって、さらなる脅威が起きる可能性があるのです

それは氷の中に封じ込められている太古の時代のウィルスや菌が地上に放出され始めていると言うことです

やっと新型コロナウィルスが収まりかけている現時点で次なるパンデミックは、もしかすると永久凍土の融解によって引き起こされる可能性があると言うことです

そんな次なるパンデミックがコウモリや鳥類からではなく溶け出す氷から始まるかもしれないことが新しいデータから発表されたのです

カナダの北西準州にあり、北極圏北部で最大の体積を誇るヘイゼン湖の土壌と湖沼堆積物を遺伝子解析したところ、ウイルスのスピルオーバー(異種間伝播)のリスクは溶ける氷河に近いほど高いかもしれないことが示されました

この研究結果から示唆されるのは、気候変動のせいで地球の気温が上昇するにつれ、氷河や永久凍土に閉じ込められていたウイルスやバクテリアが目覚め、近くの野生生物に感染する可能性がより高くなるということです

これは憶測の話ではなく、実際にその脅威が近づいていることを示唆しています

たとえば2021年、米オハイオ州立大学の研究者らは、中国のチベット高原から採取してきた氷のサンプルのなかに、33のウイルス(そのうち28が新種)の遺伝物質を見つけたと発表しました

採取された場所から考えて、これらのウイルスはおよそ1万5000年前から存在していると推定されます

2014年には、仏エクス・マルセイユ大学「国立科学研究センター」の科学者らが、シベリアの永久凍土から取り出した巨大ウイルスを蘇らせ、3万年間で初めて再び感染性にすることに成功しました

その研究論文の執筆者のひとりジャン・ミシェル・クラバリは英国営放送「BBC」に対して、そのような氷層をむき出しにすることは「災いのもと」になりうると語ったんです

今回の研究発表ではっきりわかってることが2つあるそうです

1つ目は、北極が急速に温暖化しておりそれが気候に影響しているために人類にとって重大なリスクになっているということです

2つ目は、よそからの病原菌が北極の脆いコミュニティと生態系に入り込もうとしているということです

このことが、人類にとって脅威になる可能性があると言うことを示唆しているのです

環境問題を解決するにあたって一番大切な事は関心を持つことです

無関心が良くないのです

なぜならば、地球で住んでいる以上、我々全人類に関係のあることだからです

無関心でも無関係な方は1人もいません

だからこそ少しでも関心を持ってほしいと願っています

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