娘に教えてもらった「SHEIN」がブレイクしてるみたいです
あまりファッションとかに興味がない私です
しかし先日娘に「SHEIN」(シー・イン)と言うアパレルブランドがかなりブレイクしてると言う話を聞きました
株式会社 日向の鳥辺康則です
正直あまり興味がなかったのですが、娘の話を聞いているとかなり変わった点がいくつかあることがわかりました
そして11月13日に原宿・キャットストリートにリアル店舗「SHEIN TOKYO」をオープンしたことがすごく話題になってるらしいのです
一体何が他のアパレルと比べて違うのでしょうか?
娘の話をまとめるとこんな風です
① 圧倒的な安さ
なんといっても価格が信じられない安いらしいです
本社はシンガポールにあり中国で生産してアメリカやヨーロッパを中心に150以上の国と地域で展開しているらしい
指輪は5個で80円・ドレスは996円など驚異的な安さです
なんでこんなに安く作ることができるのか?
ポイントは少量生産とAI(人工知能)らしい
アパレル業界の安いお店と言えば大量生産大量消費基本だと思っていました
しかしこの会社はその間逆を行っているのです
少量生産のみしか行わず、すべての商品をAIが管理し、売れていくものだけを少しずつ増産するスタイルです
すべてのアイテムのロットは100個くらいと言うから驚異的です
過去にアパレル業界の大量廃棄の問題をブログに書いたことがあります
興味ある方はこちらを参照⬇︎
https://117kirei.com/20220729toribeblog/
https://117kirei.com/20211129toribeblog/
でも徹底的に無駄を省き、廃棄をなくすスタイルは新しい時代の企業なのかなと思います
売れ残ったものを捨てないと言うことです
さらに、他社で生産したアパレルの生地の捨てられる部分を買い取り加工などをして作ってると言う部分も素晴らしいです
② 実店舗があるのに洋服が買えない
実は、期間限定で心斎橋にオープンしたお店や原宿での店舗で買えないのです
最初娘が言ってることがよくわかりませんでした
でも完全にECサイトでの購入しかできないと言うことらしいのです
実店舗では、洋服がショールーム的に飾られているだけで買うことはできません
このスタイルによってかなりの経費を削減できていると言うことです
試着せずにECで服を買うニーズにマッチして急成長したらしいのです
でも、やっぱり届いたらサイズが違ったり質感がわからないと言う声があったのでショールームが作られたと言うことらしいです
SHEINの運営会社は2008年に中国・南京市で設立された
今年38歳になる創業者の許仰天(クリス・シュー)氏は貧困家庭の出身で、働きながら高校・大学を卒業し検索最適化を支援するIT企業に就職しました
そこでメードインチャイナのウェディングドレスがアメリカでは数倍の価格で売られているのを知り「中国で生産したアパレルを、中国の価格でアメリカに展開する」アイデアを思いついたとされます
数年間の試行錯誤を経て欧米向けアパレルECというビジネスモデルを明確にした同社は2013年にイギリスの同業を買収し、資金調達を重ねて事業を拡大していきました
2017年ごろにはユニコーン(評価額10億ドルを超える未上場企業)に成長していたが、アパレル業界あるいは経済界の「寵児」となったのはコロナ禍以降です
試着せずにECで服を買う消費者が激増したことで成長が加速し、2021年5月アメリカで最もダウンロードされたショッピングアプリとしてAmazonを抜いてトップに立ったんです
③ SNSやインフルエンサーを使って拡大していっている
SHEINが力を入れているのは、強い発信力を持つインフルエンサーとの連携です
商品を取り入れたYouTubeなどが再生回数がすごいことになってるらしい
SHEINにとっては商品を知ってもらえる
インフルエンサーにとっては再生回数が伸びるという相乗効果が生まれているのです
インフルエンサーはSHEINを気に入った人をうまく活用して、そこに属している集団に対して影響を与えることができる
それが一つの特徴というか他のブランドと違うところ見たいです
SNSのデジタル広告などもかなり力を入れてます
普段使っているGmail・インスタグラム・Twitterとあらゆる空間にこれでもかというほどSHEINの広告が現れ意識に入り込む戦略です
SHEINの強みの1つが「卓越したデジタルマーケティング」だと言われるゆえんです
長いデフレを経て「プチプラ」「高見え」がファッションのキーワードになっている日本では、SHEINが抵抗なく受け入れられたと言うことです
しかし懸念材料もたくさんあります
商標権や著作権などで複数のアーティストやブランドから訴訟を起こされています
要はデザインをバグってると言うことです
また服を作る中国の工場では「一日18時間労働」「報酬は1着わずか6円」「1つのミスをすると日給の3分の2の罰金が科せられる」などの過酷な労働環境にあることが報じられてます
それに対してSHEIN側は反論しています
「SHEINは商品を製造している従業員を尊重し、大切に思っています。彼らなしには私たちのビジネスは成り立ちません。彼らが公正かつ敬意を持って扱われるよう、引き続き努力することを約束します」(SHEIN)
サプライヤーの労働者の賃金については、近日中にサイトで公表すると言ってます
さらに安いからといって無駄買いをしてしまい、結果的には捨ててしまうようなことが起きている現実があります
娘の話を聞いていて勉強になる部分がたくさんあります
今回あまり興味ないアパレルでしたが、とても工夫されていたので私自身は勉強になりました
そんなことを思ったのでブログに書くことにしました
最後まで読んで下さってありがとうございます
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