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最近キレやすい高齢者が増えてるような感じがします

先日空港カウンターでグランドスタッフを怒鳴り散らかしている高齢者を見ました

どんだけ偉い人かしれませんが後ろで並んでいる長蛇の列の人たちはえらい迷惑でした

株式会社 日向の鳥辺康則です

街を歩いているとキレている高齢者をよく見かけます

そういう方々を巷では「不機嫌な老人」と呼んでいるようです

暴走老人、わがままじいさん、迷惑ばあさんなどです

実際に病院の受付でごねたり、お店のレジで頑として自分の意見を押し通そうとする高齢者によるトラブルが急増していると聞きます

この数字は何の数字かわかりますか?

・1989年―2.1%

・2020年―22.8%

これは法務省の犯罪白書からとった、刑法犯の検挙者における65歳以上の高齢者が占める割合です

もちろん日本国内に高齢者が増えてきてるのもあると思うのですが、やはりどう見ても増えてますよね

専門家によると加齢に伴い脳の前頭葉の機能が低下し、判断ミスが起きたり感情をコントロールできなくなるといった要因があるといいます

でもだったら昔も今も数字がそんなに変わらないはずなのに

これほど増えている現状を脳の問題だけでは説明しにくく社会的な背景にも起因していると考えるのが普通かと思います

社会の中で頑張っていた頃は組織の中で偉そうにしてた人たちも定年退職を迎えたら普通の人です

しかし、その時長期間にわたって実際に体験した感覚が忘れられないのかもしれません

だから特に男性は「暴走老人」「わがままじいさん」になりがちなんです

だから定年を迎えた後も偉そうにしてるのです

プライドが邪魔をするんです

その傾向は課長より部長、部長より社長と出世した人ほど顕著だといわれています

事実として行動学の研究で知られるカリフォルニア大学バークレー校のダッチャー・ケルトナー教授は「権力を持った人はそうでない人よりも無礼で身勝手そして非論理的な行動をとりやすい」と指摘しています

その結果として定年後に参加した地域活動やボランティア活動で「評価されない」「褒めてもらえない」「自分ほどの人間が“その他大勢”扱いされている」などとすねたり、ひがんだりして暴走老人化してしまい、疎んじられることになる

すなわち周囲に受け入れられずロンリネスに陥る

従って定年後の孤独感を解消するために新たなコミュニティーに参加するのであれば定年前のプライドがいかに邪魔であるかを自覚する必要があります

しかしそれはある意味しかし、それはある意味日本の社会構造が作り出した結果だと思います

2025年には団塊の世代が全て75歳以上となり後期高齢者の仲間入りをします

その数は実に約2200万人

日本の4人に1人は後期高齢者という超高齢社会を迎えるのです

人の振り見て我が振り直せでは無いですが、高齢者に自分がなった時あんな風にはなりたくないなと思います

毎日が学びであり、毎日が実践だとつくづく考えさせられました

そんなことを思ってブログに書きました

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