日本人は怒りよりも不安の感情によって判断を歪めている
先日ある方の記事を見ていてこんなことが書いてありました
「大半の日本人がコントロールできていない感情は、怒りではありません。怒りよりもはるかに、日本人の判断を歪めているのは不安の感情です」
株式会社 日向の鳥辺康則です
確かに日本人は世界一不安を感じる人種だと言う研究結果も出ています
「振り込め詐欺」などが典型的な例だと思います
加害者たちはターゲットを不安にさせることで、金銭を巻き上げます
日本人の心理や行動の特性を利用した犯罪手法と言えるでしょう
なぜならば、このような手口は他の国には絶対にありえないからです
基本的に日本人は、「集団からはじかれるかもしれない」という不安を持っています
だから言いたいことを言わずそのうち自分がどういう価値観を持っているのかさえ見失っていってしまう
いまだにマスク外せないかも不安が関与してるからです
政府は屋外ではマスクを外すように言っているにもかかわらずほとんどの人が着用します
不安に飲まれると変化に対して過剰に臆病になります
つまり周りと一緒のことが良いことで、違うことが悪いことのように感じます
同調圧力と言うものです
そして過剰な不安は怒りに任せた暴言以上に、社会的生命が絶たれるレベルの深刻な結果を引き起こします
不安から事実を隠蔽したり、虚偽をしたりする人が多いです
つまり日本では怒りのせいで破滅する人より、不安のせいで破滅する人のほうが多いのです
しかし不安という感情そのものは悪いものではありません
過去にもそのことに対して書いたブログがあるので興味ある方は読んでみて下さい⬇︎
https://117kirei.com/20221126toribeblog/
https://117kirei.com/20221208toribeblog/
不安は本来はこの先に起こりうる悪い事態を回避するためのものです
前頭葉が働いていればリスクを予測し回避策を考えることができます
とても大切な感情の一つです
しかし不安に飲み込まれてしまってはダメなんです
パニックになって周りが見えなくなります
不安と向き合うか?不安に飲まれるか?
結末は天と地ほども変わるのです
健康診断やがん検診もそうです
本来の目的は早期発見によって治療することが目的で検診します
しかし実際は多くの人が「がんの不安を払拭するために」受診する
そのような方にガンが見つかるとパニックになるのです
日本人のほとんどが健康診断を受けるのも不安だからです
健康診断を受ける国民て世界でも稀だと言われています
自ら病気を見つけに行ってるようなもんだと言うことです
日本人が不安を感じやすいのは学校教育が一要因となっていると言われる方もいます
初等教育から高等教育までを通して日本の教育は生徒を「減点法」で評価します
子どものころから毎日毎日「失敗してはいけない」というメッセージを受け取り続けます
そんな状況で子どものなかには積極的なチャレンジのできない臆病な心が芽生えてしまいます
減点法は自信も喪失させます
とりわけ自信喪失しやすいのはできることとできないことの差が激しいタイプの子です
絵に関しては天才的でも勉強は苦手だったり、勉強が得意でもコミュニケーションが不得手といった子は、できない部分ばかりを指摘されているうち劣等感を募らせていきます
だからこそ不安とうまく付き合コントロールすることが大切です
自分が日ごろどんな不安を抱いているのか?
その不安はどれくらいの確率で起こりえるのか?
偏った判断をしていないか?
予防策や対応策は用意しているか?
こんなことを考えながら自分と向き合うしかないのです
不安と言う感情はなくそうと思ってもなくなりません
それを受け止めて認めてうまく付き合うしかないのです
そんなことを思ってブログに書きました
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