どうしたら食糧自給率を上げられるのでしょうか?
世界最低水準の食料自給率であるわが国日本です
37%と言う事は7割以上の食材を海外からの輸入に頼っています
株式会社 日向の鳥辺康則です
しかし本当に食糧危機が来たら海外から食べ物が入るのでしょうか?
日本周辺での軍事紛争やシーレーンの破壊が起こった場合には積まれた食料を運ぶ船が日本に近づけなくなり深刻な食糧不足が引き起こされる可能性があるのです
さらに四つのショックが我々を襲っています
ウクライナ紛争・中国の爆買い(買い負け)・異常気象による食糧不足・コロナ禍の四つです
明日の4月1日からは5000品目以上の食材が値上がりします
ますます値上がりは進むと私は思っています
値上がりだけではなく、日本に入ってこなくなる食材も間違いなく増えることでしょう
これだけ食糧危機が叫ばれるのに政府は何も対策をとりません
食料安全保障は海外の国任せなのです
それだけではなく政府の食糧政策はめちゃくちゃです
国内の生産力をそぐような政策ばっかりです
今年3月からスタートした酪農家さんへの助成金もそうです
牛乳が大量に余っていると言う理由で「9月までに乳牛を一頭殺せば酪農家さんに15万円給付する」と言う助成金制度です
確かに酪農家さんの98%が赤字である事は事実です
しかし彼らの財産である「牛」を殺す事は決して得策では無いのです
なぜならば、日本政府は国内の酪農家が危機に貧してるにもかかわらず海外から大量の牛乳を輸入し続けているからです
1年に13.7万tもの牛乳を輸入し続けているのです
北海道だけでも14万tの生乳の減産をしてるにもかかわらずなぜ輸入しなければいけないのか?
これは牛乳だけの話ではありません
コロナ禍で米余りが深刻になった時ですら、政府は大量のお米を海外から輸入しています
米農家さんに補助や支援を一切しなかったにもかかわらず毎年最低77万tのお米を輸入し続けているのです
しかも、アメリカから輸入してるお米の価格は国産のものよりも1.5倍高いにもかかわらず輸入してるのです
減反政策で米の作りすぎを法律で規制した政府です
なぜ必要ないものを輸入し続けなければならないのでしょうか?
我々の胃袋は他の国の政治に支配されているのです
さらに国内生産されている家畜が食べる餌もほとんど輸入です
つまり飼料自給率も低いのです
たとえば牛肉を1㎏生産するために必要な穀物は、とうもろこしで換算すると11㎏・豚肉では6㎏・鶏肉では4㎏です
これらの方全てが海外からの輸入に頼ってます
これが止められたらさらに食糧自給率が下がります
食料安全保障を考えたら非常にこのことも危険水域だと言うことです
では、どうしたら食糧自給率を上げられるのでしょうか?
1つ目の問題が国土の狭さです
たとえばブラジル・オーストラリア・アルゼンチン・ロシアなどの国が大量の農産品を輸出しているが、こういった国は広大な土地を保有しているので農地が潤沢だなんです
逆に日本やシンガポールなどといった国土の小さい国が土地を増やすことは難しいんです
更に2つ目の問題が農業する担い手がいないということです
少子高齢化により若者が減っていく国で農業をやりたがる人がいなくなっていると言うことです
農業が儲からない割に大変だと言うイメージがついてしまっているからです
これは農業だけではなく漁業にもいえます
その解決策としては移民を受け入れることです
そこに抵抗がある人が多いかもしれませんが、実際に農業大国・アメリカでは積極的に外国人労働者を雇って人手を確保しています
それによって農作物が成り立っているのです
それによって漁業は成り立っているのです
食料自給率を上げることは食料安全保障のうえで不可欠だが、そのためには農業や漁業の担い手を育てることが欠かせないと私は思ってます
好き嫌いとかじゃなくて国内に担い手が乏しいなら、海外に求めるべきだと思ってます
後は各自が自分の食物を確保するために、家庭菜園を充実させることです
全国で家庭菜園をする人が増えていると聞きます
約350万人の日本人が家庭菜園をしていると言われています
実際、ヨーロッパや旧ソ連では国の政策で家庭菜園を強化させることで、飢餓の食糧危機を乗り越えてきた歴史があります
最終的には食べ物が大切だと言うことです
それを強化させるために、様々な政策がとられたのです
日本と全く間逆ですね
日本人は、食料危機に対してあまり危機感がないかもしれませんが絶対に来ると思ってます
だからこそ、政府やメーカーに頼るのではなく自らが食について考える必要があります
食料が豊かな海外移住することも選択かもしれません
家庭菜園により自分が食べる分を確保することも選択かもしれません
そんなことを思ったのでブログに書きました
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