南極で溶ける巨大氷河の影響によって海流に大きな変化が起きるみたいです
氷河の融解は我々が考える以上に猛スピードで進んでいると思っています
しかし日本に住んでいるとこのようなニュースを聞いてもピンとこないのが現実です
株式会社 日向の鳥辺康則です
それによって海面上昇が起きること知られています
しかしそれも正直ピンとこないですよね
そこで過去にブログに変えて情報発信させていただきました
まだ読んでない人は読んでみて下さい⬇︎
「地球上で氷の融解が止まらずに加速し続けているらしいのです」
https://117kirei.com/20210208toribeblog/
「世界の氷河は最大で半分近く消失する可能性がある」
https://117kirei.com/20230110toribeblog/
そしてこのたび地球上で最大級と言われる南極のスウェイツ氷河が大きく溶け出したというニュースが飛び込んできました
スウェイツ氷河は米国のフロリダ州ほどの大きさがあります
毎年この氷河から溶ける水の量は年間の海面上昇の4%を占めるのです
この評価が全て崩壊した場合は、約64センチと驚異的な海面上昇につながる音が報告されています
つまりこの氷河の融解が加速すると言う事はとてつもない脅威なのです
さらに南極の氷床には地球上の淡水の70%が閉じ込められているのです
それらが溶け出すことによって、海の生態系は大きく変わります
そして新しい研究では深海水の循環も遅らせることが分かったんです
これらの海流は栄養物を海底から押し流し、海面近くの魚に届ける役割を果たしてます
それらの海流の循環が悪くなると、栄養素が魚に行かなくなり漁場が大きく変化します
日本海近郊でも最近ではもともと取れていた魚が取れなくなり、違う魚が大量に取れると言うニュースを聞きます
それらは深海水の循環が関係してるのです
どれぐらいその循環が悪くなっているのか?
約42%遅くなっていることがわかっています
人間の血液の循環が42%悪くなったらどうなるでしょうか?
大体想像できますよね
専門家の分析によると南極の深層循環は今世紀中にも崩壊しそうだと言うことです
崩壊するとどうなるのか?
栄養分の豊富な海水を南極から北へ動かす上で重要な役割を果たしている機能がなくなると言うことです
論文著者らの説明によれば、この海水はニュージーランドを過ぎて北太平洋・北大西洋・インド洋に流れていってます
それぞれの海域で魚が取れなくなると言うことです
さらに深層循環は海の健康状態にとって不可欠と考えられており、大気中から吸収した二酸化炭素を隔離する上で重要な役割を果たしています
それらの循環がなくなると海は死んでしまうのです
そして、我々が排泄する二酸化炭素の海洋吸収が止まり一気に温暖化が加速します
海の中の膨大な循環が止まると言うことです
そして、塩分濃度の変化や海水温の変化によって海洋生物が絶滅する可能性もあるのです
南極の氷が溶けた話が我々に影響があると言うことに対して、ちょっとは興味を持っていただけたでしょうか?
かなりヤバイことが猛スピードで進んでいるのです
論文著者らはこのほか、南極の深層循環が遅れる影響として、熱帯地方の降雨帯が最大1000キロ移動する可能性もあると述べてます
熱帯地方の降雨量は赤道の南側で減少する一方、北側では増加すると考えられるといいます
つまり、世界の気候が危機的に変化します
たかだか海流が止まったり変化するだけで、それぐらい大きな影響があるのです
今回の論文の発表からそんなことを思ったのでブログに書きました
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