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干ばつや異常高温によって「山火事」はより頻繁に起こるようになるようです

ニューヨークの空がオレンジ色に染まり、いよいよ世界の終焉を迎えたのではないかと言う情景がニュースで流れました

実際に極度の大気汚染によってニューヨークは大変なことになっています

株式会社 日向の鳥辺康則です

原因はカナダで続く山火事の影響です

映像で見たい方はこちらをクリックしてください⬇︎

https://youtu.be/rZttcBwby2c

カナダの気象当局によると国内各地で400件あまりの山火事が続いておりうち246件は制御不能となっています

山火事自体は珍しいものではありませんが、地球温暖化による高温で乾燥した気候でさらに発生が頻繁に大規模になっています

2020年のカリフォルニア州の大規模山火事やオーストラリアでの山火事が有名です

少なくとも1970年以降アメリカ西部で森林火災は増え続けています

2005年までの大規模森林火災の頻度は1970年までの4倍・焼失面積は6倍になっています

そして毎年のように「今年は観測史上最悪の森林火災焼失面積を記録した」と報じられます

国連環境計画(UNEP)は2022年、気候変動によって山火事はすでに深刻化していると指摘してます

これまで起きていなかった場所でも激しい山火事が増えていくだろうと警鐘を鳴らしたのです

そして今回はカナダです

カナダで最も多く起きている山火事は、米ニューヨーク州と接するケベック州で154件がなお続いています

その影響で1000キロ離れたニューヨークへ大気汚染物質が流れ込んできているのです

この山火事の煙は単純なものではありません

この煙はPM2.5という非常に微細な粒子で、呼吸と共に体内に入ると肺や心臓など奥深くまで届いて重い疾患を引き起こします

さらに国立気象局によると大気汚染物質にさらされると健康を害するおそれがあるとはっきりと断言しています

頭痛や目のひりひり・のどの痛み・呼吸困難・胸の痛み・疲労といった症状が表れることがあります

ぜんそくや肺疾患・心臓病を抱えている人は、症状が悪化する可能性があります

高齢者や子ども免疫不全の人はリスクが高くなることが知られています

今回ニューヨークがどれぐらい大気汚染の被害にあったのか?

AQI=エアー・クオリティ・インデックスは460です

危険レベルの300を大きく超えて世界の大都市の中でも最悪でした

インドのデリーを超えて世界で最も大気汚染がひどい地域になったんです

ちなみに東京では健康的とされる50以下が通常です

大気汚染はアメリカ北東部から中西部にかけて広がり1億人以上が影響を受けたんです

世界ではすでに毎年700万人もの人が大気汚染のために命を落としています

そのことに対して過去に書いたブログもあるのでよかったら読んでみて下さい⬇︎

「我々が思ってる以上に大気汚染は人の命に関わる大問題である」

https://117kirei.com/20211004toribeblog/

山火事はそれを悪化させるだけでなく燃焼による温室効果ガスの排出で温暖化がさらに進むという悪循環も引き起こしてます

今後はこれらの山火事が2倍以上に増えると想定されてます

日本は夏場の湿度が高くて、高温になっても山火事が起きる事はありません

だからといって無関係では無いのです

大気はつながっておりその影響は海を越えて様々なところに波及します

また山火事の発生によってCO2が大量に放出されるため温暖化がますます悪化します

エアゾールの影響によって部分的には冷化現象が起きることも考えられます

遠いところで起こってる山火事が全く無関係とは言えないのです

そんなことをオレンジになったニューヨークの空のニュースを見て感じたのでブログに書きました

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