世界で最も温室効果ガスを排出してる国はどこでしょうか?
こんな質問されたら即座に答えることができますでしょうか?
ほとんどの方が知ってる通り答えは中国です
株式会社 日向の鳥辺康則です
このたび独立調査機関「クライメート・アクション・トラッカー」が発表したデータがあります
今もなお排出されている地球温暖化ガスの量、最大の汚染国はどこかをグラフでわわかりやすく表示したものです
それが次の通りになります⬇︎
やっぱり圧倒的に中国が大きいことがわかります
このデータによると2022年の地球温暖化ガス排出量は世界全体で500億トン前後だそうです
最大の排出国は中国で全体の30%近くを占めます
そしてこのグラフの中でわかってくることがあります
それは世界の地球温暖化ガスの大半はごく限られた国々が排出したものだと言う真実です
22年の排出量のうち83%は上位20カ国によるもので、中国・インド・米国・欧州連合(EU)の占める割合が高いことがはっきりわかります
つまり温暖化はこの20カ国で話し合えば解決すると言うことなのです
先日閉会を迎えたCOP28では世界から200カ国以上の国の代表が参加されました
でも実際に問題を作っている国と、被害を被っている国とがはっきりと分かれているのです
先進国と言われる20カ国が問題を作り出し残り180カ国がその被害に遭ってるのです
それをごまかしてるのが20カ国です
ではなぜ中国が排出量が多いのか?
人口が多いからという人もいます
では国民一人当たりの排出量を見てみたらどうなるのか?
そうすると事情はかなり変わります
中国は総排出量では世界最大といえるが、1人あたりの平均量では米国人が中国人の2倍近く温暖化ガスを排出している現実があります
結局問題を作り出して一番の張本人が米国だと言うことです
人口密度の高いインドも世界最大の汚染国のひとつに挙げられるが、1人あたりの排出量は世界の平均値を大きく下回っています
日本を見てみると中国とほぼ一緒なんです
中国が悪いと言っている人たちは、このグラフを見たらどう思うのでしょうか?
先進国と言われている経済が発展する国がほとんどの原因の元なんです
我々が便利・豊か・快適を求めてきた結果、電力を大幅に使用したりCO2をたくさん出すような生活をしてしまってるのです
そのことを知っている日本人はあまりいません
日本はそんなに悪いことをしてないと言う意識しかないんです
でもデータで見るとはっきりわかりますよね
それによって、発展途上国や後進国の多くの子供たちや人々が苦しむ結果になっています
自分たちさえよければいいと言う結果です
それに責任を感じている日本人はゼロに近いと思います
国連が警告しているように、現行の気候変動政策が達成されたとしても世界の気温は3度近く上昇する方向に向かっています
そうなれば壊滅的な状態は免れません
結局は人間が作り出した資本主義社会の結果環境が汚れて自滅する流れに来てるのです
また別のデータによれば富裕層ほど排出量が多いと言うこともわかっています
富を持ってる一部の人間が労働階級を支配するだけではなく環境も汚染しているのです
悲しいですかそれが現実するものです
その現実すら知ってる人が少ないんです
環境問題の第一歩は現実を知ることからです
そんなこと思ったのでブログに書きました
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