気候変動や環境汚染で世界の水産物の9割超に影響があることがわかりました
周りを海に囲まれた豊かな海洋資源に恵まれた日本国です
しかしその日本でも近年魚の漁獲量が激減していると言う現実があります
株式会社 日向の鳥辺康則です
農林水産省の統計によると去年の漁業と養殖業の合計生産量は385万8600トンだったそうです
この数字は前の年と比べて7.5%減少したと言うことです
統計を始めた1956年以降最低の数字になったんです
中でも特に深刻なのが、サンマ・スルメイカ・サケです
しかしサンマなど不漁が深刻化している一方で、逆に漁獲量が増えているものもあります
例えばマイワシやブリの漁獲量は増加傾向にあるということです
テレビで紹介されたものがあるので興味ある方は見てください⬇︎
【解説】魚介の水揚げ過去最低…サンマは「-96.8%」 対応策は「魚種転換」?『知りたいッ!』
一体を海で何が起きているのでしょうか?
その考えられる理由はいくつかあります
・海水温の上昇
・海水の酸性化
・海のプラスチック汚染
・藻類の大発生
・水銀、農薬、抗生物質による汚染
・黒潮の大蛇行
・海産物の乱獲
特に最後に書いた乱獲は大問題です
我々が住んでいる地球は人口が爆発的に増えています
当然人口が増えれば食料確保のために食料の奪い合いが始まります
特に海に関しては今でも世界の漁場は90%で限界なんです
さらにその上で乱獲が止まりません
真剣に小さな魚の乱獲を止めて魚のサステビリティを世界で考えなければ大変なことになります
日本はそのようなことをあまり考えてない国なんです
比較対象としての情報記事があったので興味がある方は読んでみて下さい⬇︎
「魚が獲れない日本」と豊漁ノルウェーの決定的差漁業先進国では「大漁」を目指さない合理的理由
https://toyokeizai.net/articles/-/626502?page=4
そして今回それを裏付けるような情報が入ってきました
それは科学情報誌「ネイチャー」に掲載された記事です
その記事によると世界の水産物の9割余りが気温上昇や汚染などの環境変化によるリスクにさらされているとする研究結果がはっきりと出たそうです
研究では、中国・日本・インド・ベトナムが世界の水揚げ量の45%以上、養殖生産の85%が特にひどい影響を受けるということがわかりました
我々の日本もそこに含まれているのです
そもそも2006年に「ネイチャー」が掲載した驚愕の記事が世界中を騒がせました
それが「2048年」問題です
記事によると、2048年には世界中の海から魚が獲れなくなる可能性が出ると言うことです
まさか〜と思って笑った人も多いと思います
しかし笑えない現実が近づいてる可能性があるのです
詳しく知りたい方はこちらを読んでみて下さい⬇︎
約30年後、海から魚がいなくなる!?
イラストで分かる!「2048年問題」について
https://heat-hayabusa.com/2020/07/23/kawata-2048/
気候変動による海水温の変化や世界中の乱獲・プラスチックを始めとする様々な化学物質の海洋汚染などの原因により魚がいなくなる日が来ると言うことです
これだけ海に囲まれた日本なのですが、実は世界第二の海産物輸入国でもあるのでせ
これらの魚介類が輸入できなくなったとしたら、食卓から消えると言うことです
漁業・養殖業生産量は1984年がピーク(1282万トン)で以後減少傾向にあります
2018年の生産量は442万トンです
そしてさらに減り続けているのです
わずか30年の間に3分の1まで減っているのです
とてつもないことが起きてます
だからこそ今の日本は海産物輸入大国なんです
日本が輸入している魚種は、1位サケ・マス類、2位カツオ・マグロ類、3位エビとなっています
そんなこと知ってる人はあまりいないかもしれません
海に囲まれている国だからこそ気にしてないかもしれないのです
でも、私は海産物クライシスが来ると思ってます
魚介類がどんどん取れなくなり、食卓から消えていく日が来ると言うことです
全てとは言いません
でも昔食べられたお魚がどんどん消えていくと言うことです
これも全て環境問題が原因になっていると言うことです
今回はそんなことを強く思ったのでブログに書きました
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