世界の海の海水温も異常な上昇を示し始めている
スーパーエルニーニョと温暖化の影響によって、われわれ、過去遭遇したことのないような熱波や水害に直面しています
これは陸上だけの話ではないんです
株式会社 日向の鳥辺康則です
実は海の海水温も過去類を見ない異常な上昇を示しているのです
例えばフロリダ州周辺の海水温は衛星を使った海洋データの収集が始まって以来、最高を記録を更新しています
海水温は場所によっては36度近くまで上昇しました
ぬるいお風呂みたいなもんです
通常フロリダ周辺の海水温は例年は夏が進むにつれて上昇し8月下旬から9月にピークに達します
今この時期に海水温がここまで上昇するというのはまさに異常なのです
海水温の上昇は例年よりもはるかに早く始まっているのです
米海洋大気局(NOAA)の専門家は「上昇がこれほど早く起きるとも、これほど極端になるとも思わなかった」「我々の記録においても前例がなさそうだ」と解説しました
この影響によってサンゴへの悪影響が最悪の事態を招くことが想定されてます
海水温が高い状態が長期間続くと、餌となる藻類が抜け出してサンゴが徐々に餓死する白化現象が起きます
白化したサンゴは必ずしも死んでいるわけではないです
しかし海水温が高い状態が長く続くほど、死が避けられない状態になります
このままで行ったら世界のサンゴ礁のおよそ70~90%は、海水の温暖化や酸性化・海洋汚染が原因で20年以内に消滅すると予測されてます
これはフロリダの海だけではないんです
世界の様々な海で海水温が過去最高の数値を更新しています
その影響もあり、プランクトンの異常な動きが世界の海で起きています
プランクトンの生息域が変化し、海の色が変わってきているのです
プランクトンが減少しているとみられる海域もあれば増加するとみられる海域もあります
実はプランクトンが変化すればその影響は食物連鎖全体に広がっていくのです
生態系の基礎となる植物性プランクトンは葉緑素を含み、食物網の起点としてオキアミや魚・海鳥・海生哺乳類といったより大きな生物を支えています
MITの上級研究者で論文の共著者を務めたステファニー・ドゥトゥキェビチ氏はCNNの取材に答えて次のようなことを発表しています
「あらゆる変化は生態系が持つ自然の組織のバランスを崩す。海洋の温度が上昇し続けるなら、バランスは崩れる一方となるだろう」
海の生態系が壊れると言う事は、実はとても怖いことなんです
ただでさえも海の酸性化・プラスチックゴミ問題・海洋汚染・黒潮の蛇行による海流の変化・海水温の上昇など、世界の海ではたくさんの変化が起きています
そこに本当に着目して対策を打っている国はありません
世界の海はどのように変化していくのでしょうか?
海を汚している原因は人間です
間違いなく人間なんです
我々の生活排水が河川や海を汚しています
我々は日常生活で使うものをもう一度見直す時期が来ています
買い物をするときに、本当にその商品が環境汚染につながらないのか考えなければなりません
モノを買うと言うのは投票と一緒なのです
私たちの選択が全てつながっています
賢いエシカル消費者になりたいですね
そんなこと思ってブログを書きました
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