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どうしたら他人と本当に分かり合えるのか?

人が3人集まれば意見が割れて争いが生じると言われています

それぐらい他人と分かり合うと言うことが難しいのです

株式会社 日向の鳥辺康則です

「人」という字は、親しき人同士が寄り添っている姿をかたどった象形文字だと言われています

「人間」という言葉は、人が人の間でしか生きられない存在であることを端的にあらわしているかもしれませんね

私たち人間は一人では生きられないので、家庭でも職場でも皆が互いに思いやり支え合って生きていくことが理想です

けれども現実は理想通りにいかないもんです

心理学者として世界中で知られるアルフレッド・アドラーは「すべての悩みは対人関係の悩みである」と説いてます

人間関係についてまず前提として理解しておきたいのが「さまざまな人がいて、それぞれの価値感を持っている」ということです

それが分かりあえないから様々な問題が生まれると言うことです

職場ひとつ見ても、パワハラや様々な嫌がらせが後をたちません

厚生労働省の総合労働相談コーナーに寄せられる件数は年間130万件

そのうち「いじめ」や「嫌がらせ」の相談件数は、8万件にものぼると言います

巷では、人と分かり合えるための能力開発がたくさんあります

「コミュ力を上げて問題解決」

「利他の精神で相手の気持ちを見てみる力」

様々なスキルアップをしたり、精神的な修行したとしても実際はなかなか分かりあえないものです

多様な価値観を持つことが当たり前となった現代社会で、「話せばきっとわかってもらえる」という考え方は通用しないんです

なぜ人間関係のトラブルはなくならないのか?

今から約2600年前のインドに、これらの問いに対する明快な答えを示した人がいました

それがブッダです

ブッダはイライラの原因は他人ではなく自分にあると説きました

イライラは自分の「心」で起こるからです

相手が誰であれ、イライラが生じる場所はいつも自分の心の中

きっかけが何であれ、イライラが生じる場所はいつも自分の心の中

他人がイライラさせているのではなく、自分がイライラしているのです

だからブッダは、他人ではなく「自分を観察せよ」と説いたのです

外に目を向けると、他人の目が気になったり、他人と比較してしまいます

そこから生まれる様々な感情と言うものも邪魔してしまうのです

妬みや嫉妬などを始めとして、様々な感情が生まれてきます

だからこそ外に目を向けるのではなく、自分の内に目を向けるべきだと言うことだと思っています

その上で大切なのは、相手の立場になれるかと言うことです

しかし、それに必要なものは「教養」なのです

他人と分かり合えるのに必要なものは?と言う質問に対して、養老孟司先生は『必要なのは教養だ』とおっしゃっていました

実に興味深い答えです

教養とはね他人の心がわかるということなんだよ!と答えたそうです

相手の感情を推し量るためには、自分が過去に学んだこと・体験したこと・それらすべての知識や経験を動員して考え抜く訓練が必要なのです

さらに想像力も必要です

相手の立場になったときにどんな感情になるのか?

実際に相手になることができません

しかし想像することは可能なのです

ここでいう教養とは学力テストなどの点数で測れるものとは違います

広い意味で社会を生き抜くために学びを深めていくことが、人の気持ちを思いやり他者を気遣える行為につながると言うことだと思っています

つまり人生経験豊富になるってことです

人生経験豊富になれば、様々な人の気持ちがわかります

そのためには積極的に人と関わることです

人と関わると意見が合意する仲の良い仲間もできますし、そうでない人もたくさん感じることができます

その時大切なのは、意見が合意する仲間たちだけと一緒にいないことです

意見が違ったり見てる方向が違う人たちに積極的に触れることしかできないのです

その中で様々な感情が生まれます

それが大切なのです

人生生きてるうちに何人ぐらいの人と出会えるのでしょうか?

より多くの人と出会い、コミニケーションをすることによって学べることって多くあると思うんですよね

そんな能力を磨くために、積極的にたくさんの人に関わっていきたいと私は思っています

人の痛みや苦しみがわかる人間になりたいと思ってます

人生経験て大切なことだと本当に思います

まとまりのない考えですが、そんなこと思ったのでブログに書きました

最後まで読んで下さってありがとうございます

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