日本は環境問題への関心が最も低い国として取り上げられています
メディアでの連日のハワイやカナダでの森林火災・世界中の異常な高温・台風を始めとする水害の数々を目のあたりにすると、環境問題に関心がない人でも少しずつ関心を持たざるを得ない時期に入ったと思ってます
つまり、他人事ではなくて我々が現実に今目のあたりにしている事実だと言うことを受け入れなければいけない時期だと言うことです
株式会社 日向の鳥辺康則です
異常高温以外にも地球で起きてる異変はたくさんあるのです
「このまま気候変動を放置すれば大西洋の海流が崩壊する」
「北極の氷が解けることで、インドから南米、アフリカまで広い範囲で降雨パターンが激変し、世界の食糧供給に危機をもたらす」
「地下水の汲み上げ過ぎで地球の地軸がずれ始めている」
他の国ではこのようなことも連日報道されています
日本では報道される事はあまりありません
つまり世界は多くの問題を抱えています
例えば、世界的な飢餓・大気汚染・森林火災・そして太陽が赤くなってきていることも確認されてます
これら全ては繋がっているんです
人間が作り出した結果だと言うものです
そんな中で残念なニュースを聞きました
それは、日本人の環境問題への関心が低下していると言うニュースです
アメリカのピュー・リサーチ・センターが、2015年と2021年に複数の国で気候変動に関する危機感について調査しました
この6年間の間に、ほぼ全ての国で環境問題の関心がかなりの率高まったんです
しかし、世界の中で日本だけは8ポイント低下したと言うびっくりする結果が出ました
環境問題の関心がどんどん低下していく国ってあり得ませんよね
たしかに国内において、環境問題やSDGsに対する意識の高まりを感じる場面も多々あります
しかし世界と比べればまだまだ認知がなされてないのが現実です
今回の調査が100%正しいとは思ってません
でも確かに日本は環境問題に対して無関心な人が多いのが事実です
どんなに無関心でも無関係な方は一人もいません
環境の問題を考える上で重要なことは、問題をいかに自分ごととして捉えられるかです
他人事では無いのです
さらに若者たちの中でも他の国との認識の格差が現れました
日本の電通総研が3月に発表した調査データがあります
そのデータによると世界10ヵ国のZ世代(16~25歳)の6割が気候変動について「極度に、またはとても心配している」と回答したそうです
さらに45%が日常生活に悪影響を及ぼしていると回答しています
国別で比較すると、不安が最も強いのはフィリピン・インド・ブラジルの最も気候変動の影響を受けやすい国です
何らかの心配をしている人は100%に近いです
ヨーロッパでは9割半ばに迫り、アメリカもほぼ9割という結果になりました
ではいったい日本はどれぐらいだったのでしょうか?
日本のZ世代で気候変動問題について何らかの心配を持つ人は83%でした
10ヵ国中最も少ないという結果です
地球が抱える問題の認知度を高める為には、メディアや教育現場が主に担ってきた認知を広める役割に加えて、一般企業の役割が重要になってきます
でも日本では教育現場やメディアでもあまり取り上げられません
今年になって、ようやく少しだけメディアが取り上げ始めた形です
一般企業でも形ばかりのSDGsで、真剣に環境問題のことを訴えている会社は少ないです
だからこそ、日本では他人事の人が多いと思ってます
「日本には気候変動を『自分ごと化』している人が少ないという問題が存在しているのです
にもかかわらず、線状降水帯で被害に遭った方々がメディアに出ると感情的にかわいそうだと思う人が多いのです
かわいそうと同情してる場合じゃありません
あなたの地域が、明日そのようなことが起きる可能性があると言うことを知るべきなのです
正しく現実を知る時期が来ています
現実はあまりにも知らなすぎるのです
少しでも多くの方々にその現実を知っていただき、我々ができることを一緒になってしていただくための活動を行っています
今年に入って多くの方々が講習会に来てくれるようになってます
でもまだまだ他国と比べると認識が低いのが事実です
だからダメなのではなく、だからチャンスなのです
環境問題の現実を知らない人が多いと言う事は、それをしたらとてつもないパワーになります
そういう未来への希望を持って、1日1日精一杯お伝えさせていただいてます
最後まで読んで下さって本当にありがとうございます
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