「プラ製ストロー」の廃止は大切だが抜本的解決にはならない

世界中でプラスチックによる海洋汚染の問題が深刻化になり、各企業がプラスチック製のストローの使用禁止を訴えかけています
とても大切なことだとは思うのですが・・・
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
それによりプラスチックストローを廃止したり禁止したりすることが=海洋汚染の解決になるイメージを与えてしまってますが、実は事態はより深刻です
ポイ捨て等によって海洋に流出するプラスチックゴミは世界で年間約800万トンにのぼりますが、そのうちストロー由来のものは0.1%未満に過ぎない事実があります
日本の各企業も生分解プラスチックなどの環境に負荷をかけない技術の発表していますが、実際なぜ実用化が難しいのでしょうか?
1つ目が、原材料や加工技術によるコストの問題です
2つ目が、生分解プラスチックをきちんと分別収集しなければ意味がないと言うことです
日本では、プラスチックを分別して収集するルールはありますが、さらに今後はプラスチックと生分解プラスチックを分別し収集しなければならないと言うことです
実際にこのルール化が難しいのです
日本国内でプラスチック分別で回収したゴミの実際は7割以上が燃やされています
リサイクルをされ再利用されてると思ってる方も多いかもしれませんが実は違います
プラゴミのリサイクル率は世界全体で10%未満と言う厳しい現実があります
日本のプラスチック生産・消費量は年々約1000万トンにも及びます
そのうち1〜2割が廃プラとして海外へ輸出されています
しかし今この海外輸出された廃プラゴミが受け取り先がなくなり大変な時代になっています
行き場のなくなった廃プラゴミはどこへ行くのでしょうか?
2017年末に中国がプラスチックゴミの輸入禁止を発表してから、世界中の廃プラゴミが行き場をなくしています
そのゴミがマレーシアなど東南アジア諸国を中心として新たな輸出先として送り付けられているのも事実です
実際引き取った廃プラゴミはリサイクルされ再利用されると言われていますが・・・
実際はそのほとんどが違法リサイクル工場で受け取っており、ゴミは燃やされたり、埋め立てられたり、海洋投棄されているのが事実です
マレーシアでも2018年5月政権交代以降に、厳しく当局が違法リサイクル工場を摘発しました
その数は150を超え、ほとんどの国内のリサイクル工場は違法だったと言うことがわかりました
それによりマレーシア側も海外からの廃プラゴミを受け取ることができなくなり突き返しているのが事実です
日本はアメリカ、ドイツに次世界で第3位の「プラごみ輸出大国」である事実があまり知られていません
この小さな国日本が世界で3位なんて信じられません
1992年に先進国が発展途上国への有害廃棄物への投棄防止ルールを決めたバーゼル条約があります
今年5月にプラゴミもバーゼル条約の規制対象に含めるとする改正案が可決されました
しかし、実際の発行は2021年の1月からです
ですので、2021年までに不都合の廃プラゴミをなんとか他国へ押し付けようと各国が必死なのです
先進国ではゴミを自国でリサイクルするより、地球の裏側にある途上国に輸出して「リサイクル」した気になったほうが安上がりなのが事実なのです
目の前からゴミがなくなれば、あたかも解決したと思っているのが先進国の人々です
つまり、国際リサイクルは幻想にしか過ぎないのです
ほとんどが違法に処理されているのが事実です
出したゴミをどこの国に押し付けようとも我々は同じ地球上に住んでいるのです
地球が環境汚染されていると言う事は、その被害は地球上に住むすべての生物に降りかかってきます
地球に優しいではなく、地球環境浄化する動きが必要だと思っています
私たちは地球環境浄化する活動を20年以上させてもらっています
なかなか事実が報道されないのでブログに書くことにしました
是非、環境浄化の仲間になってほしいと思っています(^◇^)

美と健康を通して地球環境浄化(^◇^)
地球の応援団長こと鳥辺康則です。
初めて私のブログをご覧頂ける方はコチラもご一読頂ければ幸いです。
》鳥辺康則(とりちゃん)の生い立ち
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