洗顔洗心塾全国大会in和歌山 パート2
……前回からの続き
村上和雄教授は、お笑い(笑顔)とDNA(遺伝子)のスイッチの関係性を世界に発表したのちに、祈りとDNA、さらには魂とDNAの研究を進めているとのことでした。
次のゲストは、なんと!ダライラマ14世から絶対的信頼をいただいている「ザチョゼ リンポチェ」氏ではないですか!
チベットの高僧が、洗顔?……このリンポチェ氏は、ダルマ大使の生まれ変わりとして6回目の転生者として認められた、普通は絶対に会えない高僧の方です。
現在は米国のアリゾナ・フェニックスで活動されています。
当然英語でのお話でしたが、内容がすごかった!
日本の仏教は昔、中華・漢民族に伝わりその後、それぞれの解釈が入ったままで日本に伝わっているみたいです。チベットはその仏教の教えがダイレクトに伝わっているとのことです。
ブッダが伝えたいことは、たった1つでしかない!こんなフレーズから始まりました。
それは、「リスペクト」せよ!である。尊敬・敬愛・感謝・尊重である。
普通リスペクトというと、自分が尊敬する人や自分より目上の人をさしますが、リンポチェ氏は言います。ブッダがいう「リスペクト」は、自分自身をリスペクトせよ!ということです。他や他人ではなく、自分自身を尊敬・敬愛・感謝・尊重せよ!ということでした。
自分自身の体や心だけでなく、すべての細胞・臓器・現象にもっとフォーカスして深く深くリスペクトせよ。人間が赤ちゃんとして生まれてくるのは、天文学数字をこえて奇跡として授かるのである。生まれるのではなく、授かるのである。
呼吸も人間は1分間に12~13回呼吸をします。では1時間では何回ですか?1日では?1年では?この1つ1つの呼吸をしている行為にリスペクトせよ!
一瞬一瞬生きているのではなく「生かされている」ことをリスペクトせよ!心臓の鼓動にフォーカスして、1分1秒も止まることなくビートしている心臓の鼓動にリスペクトせよ!などなどです。
すべてに生き活かされて、それをリスペクトできるのであれば、大切なのは「今ここ」であり、今ここが幸せであること。しかし、多くの人は「体」はここにあるが、意識は過去のことにとらわれたり、未来のことを心配したりして、「体」と「意識」が同存在していないのである。これは、死んだことと一緒。生かされていながら、死んだ人生を歩むなかれ!
そして1つのエピソードをいわれました。お釈迦さまの話です。ある時に、お釈迦さまが町を歩いていると、1人の物乞いが近づいてきました。お釈迦さまは、高貴の出であり、地位・名誉・財産に至るまで持ち合わせているので、物乞いは質問してきました。
お釈迦さま、なぜ私は貧しいのでしょうか?
お釈迦さまは答えました、あなたは、貧しくありません。すでに満たされています。それを多くの人々に与えなさい。
物乞いは、びっくりしました。そして言いました。私には何もありません。
お釈迦さまは、答えました。
あなたには、口がある。多くの人を勇気づける言葉を与えなさい。
あなたには、心がある。多くの人を愛しなさい。
あなたには、手がある。多くの人のために祈りなさい。
あなたには、顔がある。多くの人に笑顔を与えなさい。
……たくさんありました。
生まれもってすべての人は満たされているのです。勇気をもって与えなさい。
深い意味のお言葉です。
すべての人は幸せになりたいと願っています。
それには、自分を「リスペクト」せよ!そして、与えなさい。たったこれだけだそうです。シンプルが故に深いです。
とても感動しました。
続く…
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