「牛乳」は有益なのか有害なのか?いったいどっちなんだろう
牛乳は、健康に良いので飲みましょう〜小さい小さい頃から学校や親に言われてきました
私は牛の子供でないのに、なんでいつまでも牛のミルクを飲むのか意味がわかりませんでした🤣
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
2019年の統計では日本人一人当たりの消費量は年間約25リットルに達すると言われています
日本人て牛乳大好きなんですね
骨を丈夫にし血圧を下げる効果もあると言われていますが、牛乳のカルシウムは体内に吸収されづらくあまり意味がないと言う研究結果も出ています
つまり牛乳が体に良いと言うたくさんの情報と牛乳が体に有害だと言うたくさんの情報が巷には混在してるのです
いったいどっちが本当なのでしょうか?
業界全体は「牛乳は完全栄養食品」などと言い張りますし、SNSでは牛乳は身体をボロボロにする有害なものだと言う情報がたくさんあります
「牛乳を飲むと骨が弱くなる」「がんの発症リスクを高める」「前立腺がんのリスクが1.5倍になる」「牛乳はアトピーや花粉症の原因になる」・・・
ちょっと検索すると有害論の情報はたくさん出てきます
見てるだけで怖くなってしまうようなタイトルが多いです
そんな中またまた週刊誌でこんな記事を見ました
週刊現代「日本の牛乳はこんなに怖い!」です
記事のタイトルを見るだけで怖くなるような内容です
「欧米では危険視される長江さっきの牛乳が日本の9割」「鎖で24時間縛り付けられた牛から絞り出す死んだ牛乳」「飲めば飲むほど体内に蓄積される危険因子」「アレルギーや認知症のリスクも増大する牛乳」・・・
これらのタイトル見てるだけで正直ヤバイじゃん〜って思ってしまいます
そもそも日本人の体質に牛乳は合ってないと指摘する医師もいます
なぜならば、牛乳に含まれる糖質の「乳糖」は、小腸内のラクターゼと言う成分により分解されますが、日本人の85%はラクターゼが不足している傾向にあると言われています
逆に欧米人は8割以上がラクターゼを十分に持ってる国民なので、牛乳が向いていると言う情報もあります
つまり乳糖が分解できない体質のため、日本人の85%は牛乳で下痢などお腹を下してしまうリスクがあると言う主張です
さらに牛乳に含まれるタンパク質の「カゼイン」も日本人はうまく分解できません
そのため腸内に残留し、腸炎や便秘を引き起こす原因になるとも言われています
そもそも何で日本の牛乳が危険だと言われているのか?
問題は「高温殺菌処理」だと言う人も多いです
日本で流通している牛乳の9割以上が、超高温殺菌(UHT)と呼ばれる方法で作られている現実があります
120〜130℃で2秒加熱すると言う方法なんです
ちなみに他の国では、超高温殺菌はほとんど行われていません
63〜65℃で30分加熱する低温殺菌が主流となっています
超高温殺菌のシェア率は、オーストラリアで7%、スウェーデンやノルウェーでは0%だそうです
では一体、超高温殺菌の何が問題なのか?
カゼインを分解するための酵素が破壊されて、消化・吸収されにくくなってしまうと言うことが指摘されています
さらにタンパク質のベータラクトグロブリンとカゼインが融合し、アミロイド繊維が形成されることが問題視されてます
アミロイド繊維は体内に蓄積すると、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病を引き起こす恐れがあるとして非常に危険視されているものです
他にも神経病の危険因子を絶えず体内に流し込み体おかしくしていくことも指摘されています
北欧では「超高温殺菌牛乳」を「死んだ牛乳」と呼んでいます
よく探すと日本国内でも低温殺菌牛乳を買うことができます
さらに酪農場での飼育方法にも問題があると指摘する人もいます
日本では約7割の農場で乳牛が「つなぎ飼い」と呼ばれる方法で飼育されているそうです
放牧ではなく、鎖や紐で作った首輪をつけられ牛舎の中で身動きできない状態にして大量の牛乳を絞り取ると言う方法です
さらに、つなぎ飼いの乳牛の餌は牧草ではなく遺伝子組み換えのとうもろこしなどを配合した資料が与えられています
これはすべて生産性を良くするためです
放牧で育つ乳牛は1日約10リットルの牛乳を生産します
しかし配合飼料を与えられつなぎ飼いのホルスタインからは、1日約40リットルの牛乳が生産されるのです
まさに乳牛を「機械」として扱っていると言うことです
ちなみに海外ではつなぎ飼いは、見直されておりデンマークでは2020年に全面禁止されています
スイスでも2週間以上継続して牛を牛舎につないではいけないと言う条例が定められています
では酪農農家さんが悪いのか?
私は国の責任だと思っています
なぜならば、国は国策として日本の乳業界に指定生乳生産者団体制度と言うルールを矯正しているからです
牛乳の価格を固定化し、酪農家はその価格に基づいて牛乳を取引すると言うものです
大量生産体制を支える制度を作ってしまってるのです
現在でも1リットルが120円前後と極めて安い価格で取引されているため、酪農家にとっては利益が出にくい構造となっています
つまり全てコストのためや大量生産、大量消費のための国策なのです
ちなみに私は牛乳をほとんど飲みません
しかし子供たちに飲むなと言う教育もしてません
カルシウムがって言うのであれば牛乳以外のもので摂取します
もちろん給食では出されてるみたいですかが🤣
私の生まれ故郷新潟県三条市ではいち早く学校給食をパンが主流のものから、お米を主流のものに変えています
その際お米と牛乳が合わないので、学校給食に強制的に牛乳を配布することを止めています
その時に大論争が勃発したのです
牛乳有益派と有害派に別れて度重なるバトルが繰り返されました
結果としては牛乳は飲みたい人が取れるような制度になったと言うことです
アイスクリームやチーズ、バターのように乳製品を摂取することもあります
だから絶対に有害だと私は決めつけません
しかしカルシウムのためや健康のためと言う理由でこのんでは飲む事はありません
結論から言うと「牛乳」が悪いのではなく、日本においての牛乳の生産や加工方法に問題があると言う事にしか聞こえません
牛乳は日本以外でも世界の様々な国で飲まれたり食品に使われたりしています
現代文明が栄える遥か以前から飲まれたりしています
だからそのものが悪いと言うよりも、大量生産大量消費の中で工業化にされてしまった今の生産体制に問題があると思います
ちょっと長くなっちゃいましたがそんなことを思ってブログを書きました(^◇^)
No comments yet.