世界ではいよいよ食料争奪の戦争が始まるとしている
気候変動や環境汚染の影響もあり世界では食糧難や水不足の地域が増えていると言う現実があります
世界でどんどん食料が貴重になる中で日本は海外からの輸入に頼ってきている国です
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
そんな中で将来食料や水争って戦争が起きるのではないかと懸念しているのは私だけではないと思います
実際には食料争奪をめぐって世界では戦いがスタートしていっているのです
食料の値上げはさらに続くことが予測されます
最近でも、魚介類で言えばウニ、イクラ、タラバガニ、ズワイガニ、数の子などいずれも最高値の価格記録が付いています
それでもまだ「あるだけマシ」というのが本音ではないでしょうか?
肉や穀物も過去最高値の価格記録を更新しています
もともと日本の食料自給率(カロリーベース)が低いことが問題があるのです
2018年の農水省のデータでは
・アメリカ132%
・フランス125%
・ドイツ86%
・イギリス65%
・イタリア60%
に対して日本は37%です
1980年代までは50%以上を維持してきていたのに、この30年間はずっと低水準のままなんです
いかに日本が戦略的に食料自給率を上げることをしてこなかったか?
なぜならばフランスは自給率を上げるためにたくさん努力をしてきました
フランスは将来を見据えて国家戦略の中で農家を保護・改革を繰り返し自給率100%以上を維持し続けているのです
日本は金さえだせば食料は世界から輸入できるとタカをくくっていたのです
しかし世界情勢は劇的に変化しました
最近の日本は世界の食糧争奪の中で中国やアメリカに負け続けているのです
世界GDP1位のアメリカとGDP2位の中国には価格面では敵わないんです
もともと日本人は商売相手として面倒くさがられています
欲しいと言うくせにすぐお金をケチったり、梱包の仕方を指定したりきれい好きな国民性ゆえにめんどくさいのです
また自国の食料が不足してきたら当然輸出は制限されます
実際に南米では自分たちの食べる牛がなくなって政府が慌てて規制しました
しかし一部の牛は、国内をよりも高値で買ってくれる中国に輸出されています
欲しければ金を出せ!どこまでいっても資本主義の商売です
しかしその結果国内需要の牛肉ですら高騰してしまっているのです
例えばアルゼンチンです
アルゼンチンは主食の牛肉を中国向けに輸出していたが2021年、中国の牛肉需要の急増により自国で消費する牛肉が高騰、地域によっては出回らなくなる異常事態が起きました
アルゼンチン政府は慌てて牛肉の輸出を30日間停止したが農業関連団体や生産者が反発、それは当然でアルゼンチンの中国向け牛肉輸出は全体の75%にまでおよびます
金のない自国民より中国に売ったほうが金になるからです
そうして自国民の主食が不足してしまった
限られた食料を世界が奪い合うと言う事態が起きてます
1番私が懸念してるのが、食料の奪い合いも戦争なのに戦争の感覚がないのが日本人です
他人が売ってくれるのが当たり前だと思っている日本人です
安全保障には食料も入っているのです
日本は70年以上も戦争と関わらずに生きてきました
しかし実際には世界で激しい食料戦争の真っ只中にあるのです
そのことを誰も認識していないのが怖いのです
日本マクドナルドは2021年12月、カナダの水害により港が混乱、コンテナも足りず加工ジャガイモが運べなくなったとして「マックフライポテト」のMサイズとLサイズをしばらく休止しました
ごく短期間だが世間の衝撃は大きかったみたいです
当たり前に食べられたものが食べられない(実際はSサイズで食べられるのだが)、その実体以上のインパクトがあったのかもしれない
MサイズとLサイズ販売の最終日には行列ができました
漠然とした不安感がわけのわからない行動に走らせる
それほどまでに食の影響とは恐ろしいものなのんです
人間の動物としての本能を喚起することにつながっているのです
今ある食べ物が未来永劫あるわけではない
今ある食べ物が同じ価格で永遠にあるわけではない
そんなことを感じながら世界で起きている異常気象や環境汚染の問題も同時に悪化していってることを知るべきな時です
世界人口は爆発的に増え続けて、食べ物が減り続けている現状がある中で必ずこの先戦争が起きてもおかしくありません
のんきなのは日本人だけかもしれませんね
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