相手の立場に立って判断する行為が大切だと思います
今の世の中戦争や争いが絶えません
それは常に思考が損得や好き嫌いで物事が決断されるからだと思います
株式会社 日向の鳥辺康則です
常に自らの行為が「善」「悪」に伴って、利他的な行為であるのであればこんなに争いは起きないと思ってます
リーダーにとって最高の判断基準となるのが「利他の心」と言われています
物事を判断するときに「自我」をベースにすると間違える時があるからです
本能とは、自分自身を守るために与えられていると思っています
ですから本能で考えると言う行為は、自らの都合の良いように解釈してしまうのです
そこには「相手の都合」と言うものが存在しなくなります
自分が有利になるように全て物事を考え行動してしまうのです
本能の対極と言われているのが利他の心です
相手の立場や考えに立ち物事を優先すると言うことです
自分にとって都合がいいか悪いか、儲かるか儲からないかで考えるのではなく相手の立場になって考えると言うことです
この利他の心に対して経営の神様と言われた稲盛和夫さんは次のようなことを言われています
本当に利他の心で判断できるのは、悟りをひらいた聖者、聖人だけです。ですから私は、「利他の心で」と言っていますけれども、実際は私自身、まだまだナマクラで中途半端であることを承知で言っているわけです。
利他の心の究極の境地は、悟りの境地です。悟りの境地をひらくような修行をしてこられた人が判断される際の基準なのです。
そういう最高レベルの判断基準を持っていると、よく見えるのです。悟りをひらいた素晴らしい人に相談をした場合、「それはやってもいいと思いますよ」「いや、それはやめておきなさい」と簡単に言われますが、本当に偉い人には全部見えているのです。
私の周りにもこの悟りの境地に達していた人がいました
(株)環境保全研究所の故・西銘正義会長です
昨年亡くなられて光の世界に戻られました
生前とてもお世話になり様々なことを教えていただきました
自分だけ良ければいいと言う利己的な思考や行為は必ず破滅を導く
勝った負けた、取った取られた、儲かった儲からなかったと、もう血みどろの戦いきしかならないのです
われわれは悟りを開いた聖者では無いですが、身に付けるべき思考の方法はあると思っています
それが、相手の立場や相手の気持ちになり判断する利他の心です
ですから何かを決断したり行動するときに「ちょっと待て」と投げかけるのです
そして「相手にとってはどうだろうか」と考えるべきなのです
相手にとってその事はほんとに良いか悪いか?
相手にとって本当に喜んでもらえることなのか?
思考のプロセスの回路に「ちょっと待て」と言うワードを刷り込むのです
そして常にその決断が損得や好き嫌いではなく「善悪」の基準で決めているか確認することなのです
もちろん簡単なことでは無いですが、習慣みたいなもので癖をつけていくと簡単にできるようになります
悟りを得ない凡人が身に付けるべき思考の方法だと思っています
そんなちょっとしたことがとても大切なような気がしているのです
今回はそんなことを思ってブログに書きました
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