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カルフォルニア州で「ミツバチは魚」と言う判決が下されたみたいです

ミツバチが魚だと言う判決が下されたと言うニュースを聞いてびっくり仰天しています

そんなわけないやん🤣しかし記事を読んでいると複雑な事情と環境問題が絡んでいることがわかりました

株式会社 日向の鳥辺康則です

以前から米国の環境保護団体がミツバチの一種である「マルハナバチ」の保護をカルフォルニア州に訴え続けていたのです

世界的にミツバチが減少し続けており、このまま昆虫全体が減少するのであれば受粉や農作物の育成にも関わっているので食料不足が懸念されているのが事実です

過去に書いたブログを参考にしてください⬇︎

https://117kirei.com/20210506toribeblog/

そこで環境団体はミツバチを絶滅危惧種に登録してほしいと訴え続けてきました

しかし実際はカリフォルニア州絶滅危惧種保護法(CESA)では「鳥、哺乳類、魚、両生類、ハ虫類、植物」のみで、昆虫は保護対象となっていないんです

昆虫が絶滅危惧種保護法に入ってないこと自体がおかしいのですが、反対する農業団体がそこを指摘してきたのです

農業団体は「CESAは昆虫を保護していない」と述べ、マルハナバチの絶滅危惧種リストへの登録に反対しています

マルハナバチの個体数減少には農薬散布の影響が指摘されており、マルハナバチが絶滅危惧種リストに登録されると農薬の使用が困難になるというのが、各農業団体の反対理由の一つです

そこで出た苦肉の策が魚と言う生き物の定義がないことに着目したと言うことです

つまり定義が曖昧な魚にミツバチが含まれるかどうかが裁判の論点になりました

CESAの上位にあるカリフォルニア州漁業狩猟法では、「『魚』には軟体生物、甲殻類、無脊椎動物が含まれる」と定義されており、裁判ではこの「魚」にマルハナバチが含まれるかどうかが争点となったんです

2020年、カリフォルニア州のサクラメント郡上位裁判所は、カリフォルニア州漁業狩猟法にある無脊椎動物には水生動物のみが含まれ、マルハナバチの絶滅危惧種リストへの登録は認めないという判決を下しました

しかしそこで環境団体はあきらめなかったのです

各環境保護団体はこの判決を不服として、控訴しました

カリフォルニア州控訴裁判所のロナルド・ロビー准判事は「『魚』は水生動物を指すと一般的に理解されていますが、法律ではそこまで限定されていません

カリフォルニア州漁業狩猟法の『無脊椎動物』は陸生および水生動物を含むと解釈でき、これまでに州議会は少なくとも1つの陸生軟体動物の登録をすでに承認しています」と述べました

マルハナバチは陸生無脊椎動物であることから絶滅危惧種に指定することができると判断したんです

つまりミツバチは魚になったのではなく、ミツバチを魚と同じ扱いにする法律が制定されたのです🤣

それによって絶滅危惧種に登録でき保護が可能になりました

現実的にミツバチはカルフォルニア州だけではなく世界的に数が激減してるのが現状です

今回カルフォルニア州は上手に法律を使ってミツバチを守れる道を作り上げたのです

なんとも馬鹿げた話かもしれませんが、それぐらい米国では法律によって多くが制限されています

でも根本的には世界で減少している昆虫類が絶滅危惧種に入らなければおかしいのです

昆虫が減ると言う事は食料が減ると言うことなのです

我々人類は目先の損得だけで未来を犠牲にしています

ほんとにこれからの未来は厳しい社会になる可能性があります

今回のニュースを受けてびっくりした反面、本当に世界的な法整備も必要だと実感しています

そんなこと思ってブログを書きました(^◇^)

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