幸せを追い求めない方が幸せになれるかもしれない
私たちの4人に1人は、うつや強い不安といった精神的な不調を経験すると言われている
特に日本人はセロトニンが少ないので不安に思う国民として有名です
株式会社 日向の鳥辺康則です
これほど快適に暮らせるようになった現代社会において、なぜ多くの人が精神的な問題を抱えているのだろうか?
特に日本では経済的に裕福になり、ものに溢れてる先進国でありながら幸福感を感じている人が少ないと聞きます
でもそもそも幸福感って人によって全く違うと私は思っています
もちろん誰もが幸せな人生を送りたいと思っている事は間違いありません
不幸になりたいなどと願う人は一人もいないと思います
だからこそ幸せになるためにはどうしたらいいか?
いろいろな人が多くの本を書き幸福論を語っていますがいささか違和感を感じることもあります
自分が幸せかどうかを考える時に
「もう少しお金があったら幸せだったのに…」とか
「もう少し頭が良かったら…」
「もう少し外見が魅力的だったら…」と思う人は少なくないのでしょう
しかし幸福に最も影響を及ぼすと思われるお金が実は幸福とはあまり関係がないことがわかっています
ましてや他人と比較してそれをうらやましいと思う事は最も幸せから遠くなる行為と言っていいと思います
他人と比較しても全く意味がないのです
どんなにうらやましいと思っても幸福感や幸せは自分の中で感じるものだから他には関係ないのです
それはただの嫉妬や願望であり幸せとは全く関係のないものなのです
カリフォルニア大学バークレー校の心理学者フェリシア・ザーワスは「幸福感を極端に重視する人は、短期的にも長期的にも幸福を手に入れる可能性が低いのです」と説明してます
つまり幸福感(または幸福感の欠如)に執拗にこだわることが、幸福を求める上での障害になり続けるかもしれないということです
自著『スマホ脳』が世界的なベストセラーとなった、精神科医のアンデシュ・ハンセン氏も同じようなことを言っています
幸せになるために最大限の努力をしたいなら、一番重要なのは幸せを無視することだと私は思う。幸せなんて気にしていてはいけない。そのほうが幸せになる可能性が高まる。
とっても奥の深い言葉だと思います
なぜならば自分がどのくらい幸せかは周りの人の状態次第で変わるからです
つまり他人と比べたり周りと比べて比較対象によって幸福感を感じたり不幸を感じたりしてる脳の錯覚だということです
貧しい後進国で生まれて毎日ご飯を食べれていたら幸せだと思うし、日本みたいな先進国で生まれながら毎日職場でストレスを感じていたら不幸だと思う
周りの環境や状況でいかようにも変わるのです
特に周りと比べ始めたらキリがありません
私たちは「隣の人より多い」のを好むの生き物です
つまり自分がどのくらい幸せかは、周りの人の状態によってコロコロ変わるのです
もし10億円持っていたとしても周りの人が100億円持ってる方々ばっかりだったら不幸に感じると言うことです
そもそも幸せの感情なんて長続きしません
常に幸福感を感じトップギアでポジティブな日々を暮らせている人なんていません
しかし私たちは幸せになれるし、ならなければいけないと思ってしまう人が多いのです
毎日最高の気分でなければだめだという気がするのです
それによって脳は私たちの主観的な経験を、事実上達成不可能な目標と照らし合わせてしまう
恒常的な幸福感など人間にとって自然な状態ではないということに気がつかないままに
私たちが普段追い求めているものは頑張れば頑張っただけ手に入る可能性が上がるが、こと幸せについてはまったく逆のようです
追い求めるほどに、指の間をすり抜けていってしまうリスクがあるもの
幸せになりたいと思っている人に1つだけアドバイスをするとしたら、「幸せになるために、幸せを無視する」です
仏教的に言うのであれば今幸せだと言うことに気づくことです
今幸せを感じられないのに何の幸せを求めるのでしょうか?
ないものばっかりに意識を向けていたらいつまでたっても満足入りません
今あるものに目を向けるのであれば自分がいかに幸せかを実感できます
今すでにこの瞬間あなたは最高の幸せな状態なのです
そう思えることができたらあなたの人生は成功と言って良いでしょう
幸せと言う形にないものを求めるがゆえに大切なものを見失ってしまっている人が多いのです
今健康である体に感謝し、今生きてることに感謝し、今いる仲間に感謝し、今いる環境に感謝することができるのであれば全てが満たされている状態です
そんなことを仏教は教えてくれています
様々な国の科学者が幸せについての幸福論を発表しています
どれも正しいかもしれないが、どれ1つ正解がないのが正直なところです
なぜならば幸福かどうかはあなたが決めることだからです
こうなったら幸福であると言う固定観念はありません
発展途上国に行けば行くほど幸福感を感じている人が多いです
裕福な先進国に行けば行くほど不幸を感じている人が多いです
これは完全に外的要因ではなく内的要因と言うことです
そんなことを強く感じたので今回はブログに書きました
長くなりましたが読んで下さってありがとうございます(^◇^)
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