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「敬天愛人」の判断基準で経営することの大切さとは?

昨年亡くなられた稲盛和夫さんは、多くの著書や講演会の中で「敬天愛人」と言う言葉を発しています

成功するにはそのことがとても大切だと言うことです

株式会社 日向の鳥辺康則です

「天を敬い人を愛する」と言う西郷隆盛の座右の銘である

「人には愛情を注ぐ。けれども判断をする時は、天がOKを出してくれる、天が喜んでくれる判断をせよ」という意味らしいです

人間はものを判断するときに「損得」や「好き嫌い」で判断しがちだと言うことです

しかし、その場限りの損得感情や好き嫌いで判断していけば絶対に成功しないと言う教えです

一時的には成功したように思えますが、長期的に見れば本当に続かないとことです

稲盛和夫氏は時折お話の中に「天」「宇宙」「神」といった言葉を使われていました

ご本人は得度されたお坊さんでもあったのですが、目に見えない存在を認めていたと言うことだと思っています

「誰も見ていなくてもお天道様が見ている」という昔から日本に伝わる教えに基づいてます

「リーダーたるもの周囲に安易に迎合するのではなく、お天道様が喜ぶ判断をせよ。そうすることで長期的に会社は発展していく」というのが稲盛さんの経営哲学だったようです

https://www.kyocera.co.jp/inamori/special/lectures/leader/leader02.html

2010年に破綻したJAL再建を引き受けたのもこの判断が基になっていたみたいです

「もし天が見ているとしたら、自分にどうしてほしいだろう」という視点で決断を下したそうです

JALの従業員にはそれぞれ家族がいて、その方々すべてのことを考える中で、再建は必要だと決められたみたいです

また「航空会社というのは日本の経済にとってとても重要な業界で、それがANAの一社独占になっては、日本の経済に打撃を与える。良い競争を保つためにもJALの再生は必須だ」と考えて引き受けることにしたそうです

その時の判断基準に、損得や好き嫌いが入ってなかったということです

2年間の間一切給料もらわずに再建に集中されたと言うことです

この言葉とても有名な話なので知ってる人も多いと思います

その時の判断基準が「善悪」と言うものを基本として、道にあるかどうかを確認すると言うことです

天が見てるとしたら、その判断は本当に正しいのか?

そんなふうに判断基準を考えていきたいと思います

多くの先人の方々がたくさんのメッセージを残されてくれています

そこに甘んじることなくしっかりと判断して進めていきたいと思います

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