他国に行って日本の過剰包装を痛烈に感じてしまいました
妻の実家であるフィリピンに帰京しています
田舎町でマーケットに行ったり、ショッピングしたりしていると感じることが日本と比べて過剰包装でないことです
株式会社 日向の鳥辺康則です
これは決してフィリピンだけではなく、ヨーロッパや米国に行った時も感じたことです
日本はなぜ過剰包装すぎるのでしょうか?
レジ袋問題なども日本では少しずつ解消されていると聞きます
アメリカではスーパーでの買い物の際も紙袋で渡されるのが当たり前です
例えば中華のデリバリーを頼む際も廃棄しやすい紙の器であることがほとんどです
でも日本の場合だと、”やり過ぎ”と思えるほど無駄なプラスチック包装が多いと感じてしまう
特にスーパーマーケットなどに行くと野菜や果物が丁重にビニールで包装されている姿を見て違和感を感じる
フィリピンのマーケットに行くとそのままむき出しの状態で売られている
バナナなんかほとんどの国でむき出しの状態で売られている
しかし日本ではあのバナナですらビニールで過剰包装されているのです
本当にプラスチックゴミを減らそうと言う世界の動きに逆行してるような感じを受けます
実はそう思ってるのは私だけではないみたいです
Fabric(ファブリック・東京)とテラサイクルジャパン(横浜市)は、15~69歳の男女6,800人を対象に、「日本におけるサステナビリティーの現状」について調査を実施しました
その結果分かった事の1部を紹介します
「過剰包装されている商品が多いと思う」かどうかを聞いたところ、91%の人が「はい」と回答しました
昨年同じ質問をしたところ68%だったのでかなりの人がこの1年間で過剰包装を意識し始めていると言うことです
「包装は、何度でもリサイクルできるようにすべき」と考えている人も、昨年の65%から90%へと上昇しました
さらに、「過剰包装を避けるために、ブランドを切り替えるだろう」としている人は、同33%から77%へと増えたのです
つまり日本でも過剰包装してる会社の商品は受け入れられない傾向にあると言うことです
昨年日本では一人の女子高校生(16)が、大手製菓会社2社に対し「プラスチックの過剰包装を無くしてください」とのオンライン署名を集めたことが話題になりました
署名は約2カ月で1万8千筆以上集まり、7月28日に亀田製菓に提出されました
29日にはブルボンに提出されました
これに対して新潟県に本社があるお菓子会社2社は、丁重な答えを発表したのです
詳しく知りたい方はこちらを参照⬇︎
誰もが感じていた過剰包装に対して1人の女子高生が動いたことにより大手メーカーが本格的に動き出したと言うことです
今世界は過剰包装を禁止する法令や法律が当たり前になってきています
あの中国ですら「過剰包装禁止令」が作られる位ですから
しかし日本はまだまだ法的整備や過剰包装を禁止するような動きは起きていません
なぜなぜでしょうか?
1つは日本人が持っている審美眼です
きれいなものしか買わない!形が整ったものしか買わない!みたいな完璧を求める審美眼が邪魔をしてるのです
その過剰包装をもたらしているのは高い水準を求める消費者の審美眼であり、その審美眼に応えてきたのが農家や企業なのです
でもそろそろ環境問題やゴミを減らすことに着目をして考え方を変える時期かもしれないのです
多くの発展途上国や後進国ですらゴミを減らそうと言う動きをしているのに先進国である日本がなぜ取り残されるのか?
米国や欧州など先進国はへ過剰包装等を控える法律をきちっと作っています
国の指導のもとでやらなければ企業任せになってしまうのです
フィリピンのマーケットに行ってそんなことを感じたので今回はブログに書きました
読んでいただきありがとうございます
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