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今年上半期の「温室効果ガスの濃度過去最高値に」の報道を受けて感じること

世界各国はカーボンニュートラルを宣言し今や不可逆な潮流になっている脱炭素への取り組みをしています

これは国だけの話ではなくすべての民間企業巻き込んで必ず達成することが前提の行動なのです

株式会社 日向の鳥辺康則です

日本でも2020年に「2050年前にカーボンニュートラル脱炭素世界を目指す」ことが国の政策として宣言されました

2030年までに2013年度と比べて温室効果ガスの排出46%削減を目指すこと、さらに50%削減の高みに向けて挑戦することを発表しています

それに追随して多くの民間企業も政策を発表し努力しています

しかし言ってることと現実は全くかけ離れているかもしれないと言うニュースを聞いてしまいました

それはWMO=世界気象機関などは気候変動に関する最新の報告書です

この報告書によると2021年から2022年上半期にかけて大気中の温室効果ガスの濃度が上昇し続け過去最高値に達したと明らかにしました

こちらをご覧ください⬇︎

https://youtu.be/Ip_mcxLo6Wk

ほとんどの国が努力していながら、多くの企業が努力しながら結果を伴っていないと言うことです

この報告書は世界気象機関など6つの国際機関が13日に共同で発表しました

つまり科学に基づくデータがベースになっている現実だと言うことです

また排出量についても今年の1月から5月は新型コロナウィルスパンデミックが起きる前の2019年の同じ時期を上回ったとみられるということです

コロナ前の排出量を上回っていると言うことです

良くなるどころかさらに悪化し続けている

報告書は「理想と現実の間の乖離(かいり)が非常に大きく野心的な気候変動対策が取られない限り影響は、ますます壊滅的なものになる」と警告されました

わかりやすく言うと「言ってること」と「やってること(現実)」が全く違うと言うことです

その影響で世界では記録的な猛暑と干ばつ、そして大規模な台風や水害に見舞われています

これも全部人間がもたらした自殺行為なのです

そうだと知っておきながらなぜ真剣にならないか?

まだまだ経済最優先と言う名のもとで自分の国優先や企業を優先の思考がはびこっている

自分さえよければいい!自分の会社行ければいい!自分の国指よければいい!

人間の利己的な欲は底をつくことがないのでしょうか?

その結果として気象関連の災害はこの50年間で5倍に増えています

たったこの50年間で5倍ですよ

それによって多くの人が苦しみ命を奪われていく

温室効果ガスの排出量上位5カ国は、中国・米国・インド・ロシア・日本です

これら5つの国が世界経済にもたらした損失額は合計で6兆ドルに上ります

この額は調査した25年間における世界全体の国内総生産(GDP)の11%に相当するんです

損失額は1日あたり日本円でおよそ290億円に上まわります

GDPが高く他国より温室効果ガスの排出量が多い国々は、「自国が利益を得る一方で、低所得・低排出の国々に損害を与えてる」現実を知らない人は多いです

温室効果ガスの排出量上位10カ国が全体の3分の2以上排出してるのです

「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が出した最新の報告書でも世界の温室効果ガス排出量は減るどころか増え続けていると警告されています

世界が気候危機を回避するためにはこの数年間が勝負だと言われているのに現実は理想とかけ離れすぎています

1.5度以上の温暖化が進めば猛暑や熱波・干ばつ・洪水などの頻度と強度の大幅な増加します

そしてサンゴ礁をはじめとする生態系の劣化・動植物種の絶滅の加速・海面水位の上昇・食糧生産への影響など深刻な影響が予測されています

しかし現実はどうなんでしょうか?

2030年に向けて各国ともCO2の削減目標を掲げているが、そのすべてが完璧に達成されたとしてもパリ協定で共通目標となっている「+1.5℃」の世界線には到達できないんです

それどころか今世紀中に3.2℃上昇してしまうというのが現実なんです

地球環境は『もう後がない』と10年くらい言われ続けています

でも誰も真剣にならないのであればこの先の未来はとても厳しいと思います

表面だけの環境問題や取り組みなどにうんざりしています

がんばっても結果が出ないなんて事はありえないのです

つまり結果が出ていないと言う事はやってるふりしてやってないと言うことです

本当に今回はちょっとショッキングなニュースだったので厳しい内容になっていますが本音はそう思っています

未来の子供たちに少しでも良い状態の地球を手渡すように頑張っていきたいですね

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