日本の子供たちがつきつける気候変動に関する大人の行動は不十分と言う結果
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが行った15歳から18歳の日本国内に住む子供たちへのアンケートによってわかったことがあります
それは、気候変動や経済的不平等に関する大人の行動が不十分だと言うことです
株式会社 日向の鳥辺康則です
スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんは早くから気候問題について訴え、大人の行動を求めている環境活動家として知られます
そんな中で日本の子供たちは環境問題に対して行動してる大人をどのように見てるのだろうか?
結果としては全くもって行動が不十分だと言う意見が大多数でした
気候変動も経済的不平等も子供たちが作り出した問題では無いのです
しかし、子供たちはそのことがとっても大きな脅威になってる事を知っています
今回の調査で、子供たちの66%は日本政府や国会議員の行動が不十分だとはっきりと突きつけています
口先だけのカーボンニュートラルやクリーンエネルギーを掲げている日本政府や政治家に対して全く結果が伴っていないと言う現実を突きつけてるのです
自治体や日本の各地域でのリーダーも行動が不十分と言う意見が52%ありました
PRや形だけの気候変動対策です
実際に厳しい意見も多かったみたいです
「使い捨ての時代はもうやめたほうがいい」
「子供たちの未来を考えた政策をしっかりとやってほしい」
などの意見があったと言うことです
実際に回答した子供たちのうちの75%は、気候変動が自分の周りや日本に大きな影響与えると言う認識を持っています
影響を与えていないと回答した人は3%でした
具体的には自然災害の多発や生活環境の変化などを通して、野菜や食べ物が高くなっている現状などが挙げられていました
最近は日本でも気候変動による被害をニュースで目にする機会が増えていることが後押しになっていると考えられています
その一方で不安視されているのが子供たちのメンタルへの影響です
世界保健機関(WHO)は、気候変動問題は人々の心の問題(メンタルヘルス)にも大きな影響及ぼすとはっきりと明言しています
気候変動や環境問題がきっかけで、精神的疾患を患っている人が世界には10億人以上いると言われています
当然ですが気候変動に関連する台風や豪雨で、洪水や土砂災害などの災害に遭った人はそのこと自体に精神的苦痛を感じています
しかし実際は自分自身や家族が災害にあったわけでもなくけども、災害報道を数多く目にすることによってメンタル的に不安定になってバランスを崩す人も多いのです
人々の無力感や苦悩を引き起こし、将来への不安が生じるメンタルへの影響を「エコ不安」といいます
【エコ不安(eco-anxiety)】
将来の環境破壊に対する慢性的な不安をいう。気候変動によって、海面水位の上昇や砂漠化の進行などが避けられないと観測することで不安が生じる。環境保護の意識を強く持つ人ほど、エコ不安に陥りやすいとされる
テレビなどで災害の報道を何度も目にすることで、将来への不安や無力感などストレスが高まるんです
そうしたストレスは体内の免疫系の反応を低下させ、大気汚染や水を媒介とした感染症に対して脆弱な状態を作り出します
また、睡眠にも影響を与えさらにメンタルへの影響が悪化してしまうのです
さらに、メンタルヘルスからくるストレスは、脳卒中や急性心筋梗塞などの心血管疾患や自己免疫疾患、そして潜在的にはがんの発症リスクを高める可能性もあるといいます
大人であればまだしも子供たちにとっては大きな不安であり現実的な未来であるのです
その不安な未来を作り出しているのは今の大人たちです
その大人たちの行動を見て子供たちははっきりと不十分だと言ってるのです
それに対して我々大人たちは何を発言できるでしょうか?
今回の調査を通じてはっきりと分かった事は、日本の子供たちは現実を直視して未来を見ていると言うことです
それに応えるべき大人たちは敏速な行動しなければいけないのです
そんなことを強く思ってブログを書きました
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