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干ばつが深刻になっているアフガニスタンでさらなる悲劇が起こります

正直、日本国内で普通に生活しているとアフガニスタンで起こってることを聞いてもピンと来る人は少ないと思います

イスラム主義組織タリバンが国家運営の実権を握ってから3ヶ月が経過しています

株式会社 日向の鳥辺康則です

アフガニスタンは深刻な干ばつに襲われてます

内政が不安定な中、国民が恐れているのはイスラム主義組織タリバンではなく気候変動だと言うことです

実際に1年近く雨が降っていません

それによってほとんどの作物が枯れ果ててます

深刻な水不足も多くの家族に打撃を与えています

地域によっては90%近い方々が畜産や農業で生計を立てています

世界食糧計画(WFP)は、アフガン国民の95%が十分な食料を確保できていないと警告しています

既に餓死の事例も幾つか報じられているが、人々が栄養不良のまま冬を迎えれば、多くの死者が出る懸念があるんです

特に深刻なのは子供たちです

世界保健機関(WHO)は、子供100万人が寒さのため死亡する恐れがあると警告

国連機関などは人道支援を急いでいる

経済破綻で人々がストーブの燃料を買う余裕などありません

気候変動の影響で作物が取れなくなり家畜が死んでいき収入がないんです

ロイター通信は子供約320万人が年内に急性栄養不良に陥り、うち100万人は気温の低下で命を落とす恐れがあるというWHO報道担当者の発言を伝えました

ドイツの環境シンクタンク、ジャーマンウオッチの調査では、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出によって気候変動の影響を最も受けている国のランキングでアフガニスタンは6位になっています

しかし、世界銀行のデータによると、アフガニスタンでは国民1人当たりの年間CO2排出量は0.2トンです

同じデータで米国の平均は15トンです

日本は8.5トンです

一体何が言いたいのか?

先進国が大量に排出するCO2の影響によって気候変動が深刻化しその影響受けるのは環境汚染をしてない貧しい国々の子供たちだと言うことです

先進国が環境破壊をしその影響受けるのは常に弱者だということです

これが世界の現実です

アフガニスタンではこの冬、2200万人以上が「深刻な食糧不足」に陥るおそれがあるんです

本当にわれわれは同じ地球に住む人間として考えなければいけません

自分さえよければいい、自分の国さよければいいという考えは通用しない時代です

地球の大気も海もつながっています

今一度環境問題のことを真剣に考える時だと思っています

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