先行きを考えずその場限りだけの政策に未来があるのでしょうか?
東京都は今年新築物件の屋根に太陽光パネルの設置を義務付ける方針を打ち出しました
理由は、地球温暖化防止のため脱炭素化に取り組むと言うことです
株式会社 日向の鳥辺康則です
それだけを聞いていると良いことに思えますが実は多くの問題を抱えているのです
そもそもなぜ太陽光パネルじゃないといけないのか?
他にも多くのクリーンエネルギーの候補がある中でなぜ一つの選択に決められる義務化なのでしょうか?
東京都知事始めとすると議員とハウスメーカーとの関係性が疑われます
なぜならば大手住宅メーカー約50社に対して、販売戸数の85%以上に太陽光パネルの設置を義務付けるというものだからです
なぜ太陽光パネルが多くの問題を抱えてるのか?
太陽光パネルの廃棄が大問題になっているからです
太陽光パネルの寿命は20年〜30年と言われています
現在は寿命が来た太陽パネルほとんどが埋め立てられている現状があるのです
ものすごい量の太陽光パネルが日本の土地のどこかに埋めさせられていると言うことです
さらに2000年以降、太陽光パネルは各家庭や民間企業・自治体に普及をして一気に広がりました
その太陽光パネルが大量に廃棄されるのが2030年以降です
これが太陽光パネルの「2030年問題」と言われるものです
ガラスと金属と樹脂がぴったり密着したパネルは、素材ごとの分解が非常に難しいのです
さらに鉛やセレン・カドミウムなどの有害重金属も使用されているため、埋め立てされた後の土壌汚染が非常に懸念されています
それだけでは無いのです
もし、台風や自然災害で太陽パネルが割れる事でもあれば有害化学物質がその地域に流れているのです
様々な企業がリサイクルやリユースに努力してますが、本当に実現できるんでしょうか?
さらに、使用済みのものや壊れたパネルを安全に廃棄処理するためには膨大なコストがかかります
その膨大な処理するためのコストは国民が負担しなければいけません
そもそも、太陽光パネル発電は天候に左右される部分が多く問題も指摘されています
実際に今年3月22日には、関東地方は危うく電力不足で停電になるところだったが天気が悪くて太陽光発電はほとんど発電していなかった事実があります
ですのでどこでも設置すればいいと言う問題では無いのです
太陽光発電のためには、日当たりのよい場所で南向きに程よい傾斜になった広い屋根が望ましいと言われますが、それ以外の住宅にも設置義務がなされようとしています
また別の問題もあります
太陽光を大量に導入すると太陽が照った時に一斉に発電しますが、蓄電する技術がないため余った電気は捨てることなります
そもそも、そこまでして太陽光パネルを導入すべきなのだろうか?
いま、世界における太陽光発電用の多結晶シリコンの80%は中国製です
そして、その半分以上が新疆ウイグルにおける生産であり世界に占める新疆ウイグルの生産量シェアは実に45%に達してます
新疆ウイグルではジェノサイド(大量虐殺)が行われていることはますます明るみに出ててます
太陽光パネルの生産にも強制労働の関与が報告されている現実があります
米国は既に法律「ウイグル強制労働防止法」によって、太陽光パネルに限らず、この6月21日からウイグル製品・部品を全て輸入禁止にすることを決定しています
このことを知っている人は、日本国民の中でもわずかだと思います
もともと住宅への太陽光パネル義務付けの話は国土交通相で検討されていました
しかし、実際にはあまりにも無理があるので見送らせてたのです
そこで未来も考えず場当たり的に発言してきたのが小池都知事です
国がやらないのであれば東京都がやる!と言い出して、何も考えず義務化に走り出してます
小池知事は「脱炭素という大きな大義を実現するために、まずは、東京都として、率先して行動を起こすこと、都民の共感を生み出していくことが不可欠」と発言しました
一見聞くと、正しいことを言ってるように聞こえます
しかし、その結果大変な負の遺産を生むのも東京都です
そんな現実を少しでも知って欲しかったのでブログに書きました
No comments yet.