世界で発生する観測史上最大のハリケーンや台風はへ今後どうなるのだろうか?
9月に入り毎週のように発生する台風です
漁業関係者に話を聞くと漁に出ることができずに、魚の価格にも影響してると聞きます
株式会社 日向の鳥辺康則です
特に台風14号は935hpaと言う史上4位の記録で日本列島を通過してきました
気候変動が進んだ未来では、台風は「少なくなる」一方で「強くなる」と言われています
気象庁のデーターによると、台風の発生総数はこの100年で大きな変化は見られません
しかし、台風の大きさや強さは過去40年で増加する一方なのです
原因の一つは「日本近海の水温上昇」と言われています
台風は海面水温がおおむね27℃を超えると、海水から蒸発した水蒸気をエネルギー源として発達します
今まではフィリピンの東や熱帯の海でできた台風が発達しながら日本に近づいてくるものの、熱帯に比べると日本付近の海水温が低いので日本に近づいてくると台風の勢力は衰えていました
しかし、近年は温暖化とともに海面水温も上がってきています
日本近海に限ると、100年で1.19℃ほど上昇しており、先日の気象庁の発表によれば、2022年夏の海面水温は平年を0.8℃上回り過去最高でした
そのために日本海近郊に近づいてきた台風が大型化になるのです
また、台風による影響は風だけではなく雨の降水量も爆発的に増えているのです
理由は、日本列島を襲ったこの夏の猛暑です
気温が高いと空気中に含むことができる水蒸気の量が増えるため雨がまとまってかつ大量に降りやすくなります
実際近年では、雨が降る日は減っていますが一日の降水量は増えています
つまり、降る時は大量に降って降らないときは全く降らないらしいのです
そしてこの現象は日本近海だけでは無いのです
カリブ海の島国で大きな被害を出した大型ハリケーン「フィオナ」がカナダ東部に接近して大きな被害を与えました
カナダの観測史上最も巨大で大きなハリケーンだと言うことです
この影響でカナダの首相は日本の国葬へ来日することをキャンセルしたのです
更に、大型のハリケーン「イアン」は、記録的な高潮と破壊的な強風を伴って28日に米フロリダ州に上陸しました
風速70メートルと言うとてつもない巨大なハリケーンです
この大型ハリケーン「イアン」の最も怖いことは風だけではなく降水量なんです
マイアミての12時間での降水量は381ミリを超えました
これは1000年に1度の降水量として観測記録を大幅に更新しています
これらの大型台風やハリケーンは気候変動との関係性はあるのでしょうか?
正直言うとが気候変動の影響を受けているかどうか科学者らはまだ決めかねています
正直はっきりとそうだとは言い切れないのです
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」によると、台風がより北でピークを迎えやすくなっている傾向の原因は、気候システムなどの自然変動だけでは説明できないと言っています
人間の影響であることについて、データや専門家の見解一致度は中程度とされているんです
なぜならば台風の発達メカニズムはまだわかっていないことも多く、地球温暖化による影響の研究もまだ十分とは言えないからです
だからと言って近年、台風やハリケーンが大形家になったり降水量が爆発的に増えている事は事実です
科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された今年4月の研究によれば、歴史的に見ても多数の発生があった2020年の大西洋ハリケーン発生時期は、ハリケーン級の暴風による1時間あたりの降雨量が気候変動の影響で8~11%増大したと結論づけています
米海洋大気局(NOAA)の科学者らは、気温が2度上昇すればハリケーンの風速が最大10%増加し得ると推測しています
しかし世界の研究機関でははっきりわかってることもあります
・21世紀の末には、強い台風は現在に比べて約6.6%増加
・台風に伴う降水量は約12%増加
・強風域の半径は10.9%程度拡大
・台風の平均強度は5%増加
などは間違いなく起こりうることだと言うことで認識してるのです
こんなことを考えていると、台風やハリケーンが巨大化になる事と、人間が及ぼしている環境汚染の影響が全く関係ないとは言えないのではないでしょうか?
100%関連性が決定付けられない中で、だからといって関係がないと言い切れるのでしょうか?
様々な疑問や疑念が生まれてきますが実際、災害に遭った方々からしてみれば、理由の解明よりも現場の問題を何とかしてほしいと思ってるはずです
我々が自然界の調和(バランス)と崩した影響で、地球上では様々な異変が起きていると私は思っています
自然の調和を崩すと同時に循環がおかしくなったのです
これも全て人間がもたらした影響だと私は思います
これからまだ先台風シーズンは続くので気の許せない状態が続きますが万全な防災対策の準備をしながらできることをしていきましょう
そんなことを思ってブログに書きました
No comments yet.