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みんなが大好き「養殖サーモン」の不都合な真実とは?

常に回転寿司でトップランキングに入ってくるのがサーモンです

子供からお年寄りまで大人気なお魚が、実は健康にも環境にもあまり良くないと言う不都合な真実があります

株式会社 日向の鳥辺康則です

世界の広い地域で食べられているサーモンの需要は急増しここ10年で3倍となってます

特に養殖されているアトランティックサーモンは大人気で世界の様々なところで食されています

日本ではノルウェーから大量のアトランティックサーモンを輸入しています

しかしノルウェーやチリから輸入されるアトランティックサーモンの不都合な真実を知る人はあまりいないかもしれません

ほとんどのサーモンは直径数メートル、高さ15メートルの円形の網の中で養殖されます

この中に10万匹程度のサーモンが詰め込まれ2〜3年かけて育てられるのです

本来サーモンは肉食で小魚などを食べます

しかし養殖場では肥育のための餌として、魚粉・野菜・動物性副産物から成るペレットを与えられるのです

そのこと自体は問題ないのですが、狭い空間の中で、大量の餌を与えられたサーモンは排泄物も増えるんです

ある意味当たり前ですよね

その排泄物により海洋環境が汚染され、「海シラミ」と呼ばれる小さな寄生虫や多くのウィルスが同時に増殖されるのです

そしてそれらの対応策として、大量の農薬や抗生物質が養殖場に定期的に散布されます

それらの化学物質の残留物は、サーモンの体内に蓄積されて一部は海底に推積されるのです

それらの影響もあり15〜20%のサーモンが出荷を待たずに死んでいきます

家畜として育てられる鶏や牛の死亡率が毎年3〜5%程度なので養殖サーモンの死亡率は異常なほど高いことがわかります

これまでの研究で、養殖のアトランティックサーモンには天然ものと比較しても数々の化学物質や抗生物質を多く含んでいることが判明しています

つまり危険だと言うことです

さらにアリゾナ州立大学からは、過去30年間に養殖魚介類に抗生物質の耐性菌が増加しているという研究結果も発表されました

食べた人の抗生物質耐性のリスク増大が懸念されてます

養殖アトランティックサーモンを月に一回食べるだけで、世界保健機関(WHO)の基準を超える汚染物質を摂取すると分析する研究もあります

また多くの専門家や科学的研究はオメガ3脂肪酸やタンパク質をたくさん含む養殖のサーモンが健康的な食品であるという主張には疑問を投げかけています

不自然な環境で育てられ人工的な化合物を体内に蓄積したサーモンは、それを食べた人にも毒素を移転させるからです

これは特に妊娠中の女性・乳幼児・子ども・そして家族に癌の病歴がある人には大きなリスクになると言われています

さらに最近では遺伝子組み換えやハイテクを駆使して効率的な生産量アップを図っているんです

ふたつの異なる種の遺伝子を組み合わせどのシーズンでも成長できるようにしているんです

従来なら3年かかるところを18ヵ月で出荷される状態にしています

遺伝子組み換え技術で作られた様々な食べ物がどれぐらい人間に影響与えるのかはまだわかっていません

絶対に危険とも言えないし、絶対に安全とも言えないのです

ある団体は、それらの遺伝子組み換え養殖魚を「フランケンフィッシュ」と呼んでいます

そもそもの海洋養殖についての考え方も人によって様々です

養殖業者は海洋という公共の場をビジネスに利用しているにもかかわらず廃棄物をそのまま海に流して処理することもないのが現場です

そのことに心を痛めて何とか汚染源であるものを、浄化源に変えようと努力してる養殖業者の方も日本にはいます

しかしほとんどの人はそんな事は考えません

養殖場では過剰な飼料・腐敗した魚・排泄物・薬品の残留物などが残され周囲に大量に漏れ出ていくのが現実です

すると近くを通る野生のサーモンを病原体や寄生虫に感染させ死に至らしめることも少なくないんです

また他の海洋生物にも悪影響を与え生態系を狂わせているというのが現状なんです

みんな大好きなサーモンがどんな形で養殖され大量の化学物質が使われているか知ってる人は少ないです

これも全て大量生産・大量消費の資本主義がもたらした結果なのです

食べる人の安全性や、周りの環境の事よりも企業の収益の方が優先されてしまうと言う現実です

このことを踏まえて、ノルウェー政府は海洋養殖に対しての規制を強化し始めてます

でも、ほとんどの国では規制どころか現実すら直視しません

知らないってほんとに怖いですね

そんなことを思ってブログを書きました

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