私たちは認知症を恐れるべきなのか受け入れるべきなのか?
長い間議論されている一つとして「認知症」は、病気なのか?老化現象の一つなのか?と言う問題です
病気なのであれば薬や治療で治すことができますが、老化現象なのであれば受け入れるしかないのです
株式会社 日向の鳥辺康則です
専門の医者にによると「ガン」と同じように恐れるべきだと言う人もいます
また違う専門の医者によると認知症は老化現象であるからゆっくり進行し個人差も大きいので、そんなに恐れる必要がないと言う人もいます
いったいどっちが正しいのでしょうか?
実は私たちは認知症と一言で言ってますが100種類以上もあるんです
そしてわかっていないこともたくさんあります
その中でもわかっていることもあるんです
認知症で特に多いのが次の4つです
◉ 型認知症……67.6%
◉ 脳血管性認知症……19.5%
◉ レビー小体型認知症……4.3%
◉ 前頭側頭型認知症……1.0% (その他の認知症……7.6%)
「アルツハイマー型認知症」は脳内に「アミロイドβ ベータ」(異常たんぱく質)がたまることが原因になると考えられています
主な症状は、「記憶力の低下」です
「脳血管性認知症」は、脳を養うために張り巡らされている血管に起こる病変から生じます
主な症状は「麻痺(まひ)とまだら認知症」(症状の現れ方に波があり、認知機能の障害が“まだら”に生じる)です
「レビー小体型認知症」は、レビー小体というたんぱく質のかたまりが脳内に沈着して起こります
主な症状は「妄想や幻覚、手の震え」です
「前頭側頭型認知症」は、大脳の前頭葉や側頭葉を中心に変性が起こります
主な症状は「人格の変化・行動障害・失語症・運動障害」などです
つまり一言で認知症といっても種類によっては、病気みたいな症状になるものもあれば、老化の一つみたいな症状があるのです
ん〜簡単じゃないということですね
でも一般的に言われている認知症ってアルツハイマー認知症だと思っています
実は専門病院の見解によると次のようなことが言われています
85歳以上の高齢者で脳でアルツハイマー型認知症の変性(神経原線維変化や老人斑)がない人はいないと言われてます
つまり老化現象として脳の変性は避けられないのですべての人に起こることだというのです
あとは症状が現れるか、現れないかの違いだけ
仮に物忘れや認知症の症状が現れたとしても、ゆっくり進行するので過度に恐れる必要はないと言う人もいます
なぜならば「なったらどうしよう」という不安が認知症の大敵だからだそうです
むしろ「認知症だったらどうしよう」と不安になって、思い出せないことや忘れてしまうことだけを気にしていると、前頭葉の老化が加速されたり不安に包まれて感情の老化も進んでしまいます
最悪は気持ちが落ち込んでうつ状態になりかねません
高齢になると認知症よりうつ病のほうが怖いですし、実際に認知症心配しすぎてうつ病を発症する人が増えていると聞きます
「みんながボケれば怖くない」と言うくらい老化の現象として捉えるのであれば、すべての人に当てはまるのです
もちろんアルツハイマー型認知症以外の症状の場合には「徘徊、暴言、暴力、幻覚、妄想、意欲の低下、不眠」といった行動・心理症状(BPSD)をともなうこともあります
私は医者じゃないので認知症が病気なのか老化なのかと言う判断ができません
しかし私から言える事は日本はこれから超高齢化社会に入り、すべての人はこの問題から避けて通ることができないのです
むやみに恐れる必要もないし、恐れるのであれば正しく恐れてほしいと思っています
そんなことを思ったので今回はブログに書くことにしました
No comments yet.