この地球上で「ティッピングポイント」を超える日はいつになるのでしょうか?
1.5・2.0・2.6と言う数字を見たら何を連想しますか?
これは産業革命前の地球の平均気温に比べて、温暖化で上昇した場合に人類が大きな転換期となる数字として言われているものです
株式会社の鳥辺康則です
日本国内のメディアも各局が協力をして「1.5度の約束」と言うタイトルで気候変動のことを取り上げてます
そんな中でわれわれは猶予がないと言う事実があります
それはこのままで言ったら近い時期に「ティッピングポイント」を超えてしまうと言うことです
ティッピングポイントとは?
小さな変化の積み重ねによって、地球の気候にさらに大きな変化がもたらされたときにある現象が二度と戻らなくなる臨界点を指します
つまり後戻りできない臨界点のことをいいます
「ホット・アースポイント」「ポイント・オブ・ノーリターン」などと言う言葉でも表現されます
今回、科学誌サイエンスによっていくつからティッピングポイントが超えてしまうと言うニュースが発表されました
もしティッピングポイントを超えてしまったら、その変化を食い止める事は我々の力ではできなくなります
ティッピングポイントとして挙げられているのはどんなことがあるのか?
・大西洋南北熱塩循環の崩壊
・西南極の氷床融解
・アマゾン熱帯雨林の消滅
・西アフリカモンスーンの変化
・北極圏の永久凍土融解
・珊瑚礁の死滅
・インドモンスーンの変化
・グリーンランドの氷床融解
・北方林の衰退 などです
どれ一つをとってもティッピングポイントを超えると後戻りできない大変な事態が待ち構えていると言うことです
そして今回衝撃的だったのが、6つのティッピングポイントがもう時期に超えてしまうと言うことが発表されたのです
・北極圏の永久凍土融解
・グリーンランドの氷床融解
・ラブラドール海の対流の変化
・バレンツ海の海氷融解
・熱帯サンゴ礁の死滅
・西南極の氷床崩壊 です
この中には、熱帯地域のサンゴ礁の壊滅的な状態も含まれています
また、非常に広い範囲における永久凍土の急激な融解が既にティッピングポイントを超えていると言われています
仮に産業革命前と比べて気温上昇が1.5度を超えるとドミノ倒し的に様々な現象が互合的に引き起こされます
そうなると、我々の力では気候危機は止められなくなる可能性が高いと言われてます
1.5度を超えてしまうと温暖化で一気に変化が起こるわけではあはらません
その影響は、時間の経過とともに深刻化し極端な気象現象の一因となって世界中で人々が移住を強いられることになるのです
しかし科学者によると1.5度に到達すると一気に2度に短時間で達成してしまうと言われています
そして、2.6度を超えるとほぼすべてのティッピングポイントを超えて、我々の生活は今の状態ではなくなると言うことです
残念ながら今回サイエンスの発表を読んでいるとその日が非常に近いと言うことです
目安は2030年と言われています
あと7年ちょっとで我々の生活は今みたいな状態に戻れなくなると言うことです
それでも、呑気な顔をして悠長なのが日本人なのかもしれません
ティッピングポイントを防ぐには次の0.1度が重要と言われています
たかだか0.1度されど0.1度なのです
1.5度・2度・2.6度など数字に気をとられると「まだ大丈夫」と対策を怠ったり、「もうダメだ」とあきらめたりすることにつながってしまいます
次の0.1度を上昇させないために我々にできる事はたくさんあります
できないことをやってくださいと言う話ではありません
関心を持ってその中でできることを一つでもいいので行動に移して欲しいのです
横浜市がそれに対してのホームページを作ってるので、参考にしてください⬇︎
https://www.city.yokohama.lg.jp/isogo/kurashi/machizukuri_kankyo/midori_eco/ondankataisaku.html
行動に移さない他人を非難したり、攻撃したりする必要もありません
そう感じた人が行動したらいいのです
我々に残された時間はあとどれぐらいあるのでしょうか?
少なくともそんなにたくさんないような気がします
そんなこと思って、今回はブログを書きました
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