微生物と共存共生する人間の身体の不思議を考えてみました
世界一きれい好きな国民と言われているのが日本人です
毎日お風呂に入ったりシャワーをしたり、衛生上な身だしなみもきちっとしてる人が多いと言われています
株式会社 日向の鳥辺康則です
それでは世界一汚い人間ているのでしょうか?
実は実在しているのです(実在していたのです)
イラン南部ファールス州ディガ村で暮らしていたアモウ・ハジさんです
67年間も体を洗うことや、シャワーをすることを拒否して生きてきた人間です
その彼が2014年にメディアで紹介され「世界一汚い男」と言う称号を与えられたのです
村人からは、汚いから体を洗うことを進められていました
そんな彼が今年に村人の説得に負けて67年ぶりに体を洗ったのです
そしてその直後体調崩し、そのまま数ヶ月後に死んでしまいました
いったい彼の体に何が起きたのでしょうか?
今年94歳と言うことです
直接の死因が入浴によるものかどうかはわからないと言う事ですが、何かしら関係性があったのではないかと考えます
実は彼は身体を洗わ無いだけではなく、道路ではねられ死んだヤマアラシを調理せず食べたり、さびたオイル缶から汚水を飲むなどしていました
さらに動物の糞を古いパイプで吸ったり、4本のタバコを同時に吸うなどしていたそうです
しかし彼は健康維持していたので、多くの科学者らがその生活や身体への影響に興味を示していたそうです
そしてハジさんの身体の中に生の肉に含まれる旋毛虫以外にバクテリアや寄生虫がないことが判明し驚愕の事態となってました
人間の体ってある意味、未知なる不思議なものですよね
キレイな環境におくと免疫力が弱くなり、汚い環境におくと免疫力が強くなる
実際にある程度細菌に接触していたほうが、病気になりにくいという説は昔から存在しています
ただその仕組みについては解明されておらず、「俗説」的な位置づけだったのです
しかし今回はハーバード大学医学部微生物学者、デニス・カスパー氏らがマウスを使った研究で、細菌への接触と免疫系の役割についてのメカニズムを特定できたということなんです
この研究結果は、先進国で見られる過剰なまでの消毒対策や、抗生物質や抗菌剤の多用は子供の細菌への接触を減らしてしまい、正常な細胞にまで過剰に反応する「自己免疫疾患」に陥りやすいとことを意味しているんです
子供の頃はある程度不衛生な状況の中に入ると、免疫が強くなると言うことです
そして、これまで俗説でしかなかった汚い場所で暮らすとアレルギーに強くなるなどといった「衛生仮説」をサポートする結果となったんです
子どもの頃から自然に触れたり3秒ルールを適応したりと、ある程度の不衛生な状態に接しておくことがアレルギーなどの病気になりにくくなるということが実証された形となるわけです
日本人が海外旅行に行って、お水を飲むとお腹を下すというのもこのようなことが関係してるのかもしれませんね
現地の人は平気で飲んでいるのにね
そもそも人が持つ腸内細菌は100兆個以上と言われ、2キロ近くになるのです
腸内の他にも皮膚・口中・鼻の穴・髪の毛などさまざまな場所にもいるわけです
コロニーと呼ばれる集団で暮らしていて、人と良い関係で共生している微生物を常在菌と呼んでいます
常在菌は多種多様で、棲息している体の部位、その人の年齢、性別、住んでいる場所、気候、生活習慣、などさまざまな要因によって変化します
それぞれの常在菌の集団は、たいてい数種類の微生物で構成されていますが、なかには、何十種類、何百種類もの微生物で集団を形成している場合もあります
常在菌は私たちに病気を引き起こすどころか、病気の原因となる微生物から体を守っていることもあります
赤ちゃんが母親の胎内にいるときは無菌状態ですが、生まれてすぐに微生物とともに生活をすることになります
そしてその後様々な常在菌と出会う中で、免疫力を獲得していくのです
「微生物」は私たちの身の回りにあふれている!
ウイルス、細菌(バクテリア)、菌類(酵母、カビ、キノコ等)など、とても小さく顕微鏡でなければ見えないけれど、私たちの生活のさまざまに関係、影響しています
今回無理矢理体を洗ったことで、このバランスが崩れたのかもしれないと考えてしまいます
私は科学者ではないので、絶対にそうだとは言えません
しかし、全く関係がないと言うこともおかしな話になると思うのです
人間は、様々な目に見えない微生物やバクテリアと共存共生しています
そのことを考えさせてくれるニュースだったので、ブログに書きました
人間の身体ってほんとに不思議ですよね
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