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ゲノム編集や遺伝子組み換えなどのテクノロジーは未来を救うのか?

我々の知らない間に日本の食卓にもゲノム編集の魚や野菜が広がってきている現実があります

本当に人体の影響や安全性は大丈夫なんでしょうか?

株式会社 日向の鳥辺康則です

世界で初めて市場で流通していたゲノム編集トマト「シシリアンルージュハイギャバトマト」が機能性表示食品として2022年11月に消費者庁に受理されました

本格的に日本の様々な物流に流れてきています

ゲノム編集技術で生まれた世界初のトマトです

このトマトは1~2粒食べるだけで血圧上昇の抑制効果が期待できると言われています

開発者はこのようなことを言っています

高血圧に悩む人は世界中に10億人以上いる。毎日、少し食べるだけでみなが健康になる世界を夢見て開発しました

とても開発目的や志がすばらしいと思います

しかし本当に大丈夫なのかと思う部分もあるのです

米国では健康によいオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)の豊富な大豆がゲノム編集技術で生まれ、3年前からレストランで利用されています

オレイン酸は血中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる働きがあります

フィリピンで栽培が始まったGM稲のゴールデンライスも大きな期待が詰まっています

この稲には体内でビタミンAに変わるβカロテンをつくる遺伝子が組み込まれています

世界にはビタミンA不足で失明する子供たちが50万人以上いるといわれてます

ゴールデンライスを食べれば、失明が防ぐことが期待されているのです

フィリピン政府は5年後に約220万世帯分のゴールデンライスを供給する計画だそうです

また環境保護の観点からも良いと言われています

遺伝子組み換え技術(GM)は農薬の使用を減らしながら、大豆やトウモロコシ・ナタネなどの作物を増やしてきた実績があります

GM作物の栽培は1996年から米国で始まりました

主なGM作物は大豆・トウモロコシ・ナタネ・綿の4つです

特徴は「害虫に強い」「特定の除草剤をまいても枯れない」「干ばつに強い」「少ない肥料で育つ」が挙げられます

栽培国は米国・カナダ・ブラジル・インド・フィリピン・スペインなど約30カ国に上ります

栽培から約20年間の結果を検証した米国科学アカデミーは16年に約900件の文献を総合的に解析した報告書を出しました

その中では「殺虫剤など農薬使用の削減」と「昆虫の生物多様性の向上」「ヒトに有害との証拠はない」を挙げてます

ここで気になるのは「ヒトに有害との根拠は無い」と言いながら、絶対に無害と言う根拠もないと言うことです

ゲノム編集は、自然界で普通に起こっている遺伝子変異と変わらないという見解が一般的です

「安全性の根拠」とされている考えですが、特定の塩基配列をねらって破壊したときの周囲への影響は、新しい技術ゆえに未知の部分が多いと指摘されています

現に国際的な学術雑誌『ネイチャー』に掲載された論文では、クリスパーキャス9を使った実験で、狙った部位やその周辺に望ましくない大きな変化が起きたり、染色体が損傷したりした事例などが報告されています

区別できないといわれますが、欧州ではゲノム編集による変異と、自然界で起きる変異の違いを検出する方法論についての論文も出てきました

生物がもともと持っている遺伝子が破壊された結果、他の遺伝子が体内でどういう働きをするか、またゲノム編集生物が長期的に生態系や環境にどういう影響を与えるかなどはまだまだ未知数なのです

そんな未知数のものが普通に物流で売られています

例えばゲノム編集されたフグです

この魚は、「クリスパーキャス9」という技術を用いて体内の満腹感遺伝子を破壊することで、旺盛に餌を食べるように操作し、通常の1.9倍の早さで成長させたフグで、いま日本政府が強力に開発を進めている、「ゲノム編集食品」の一つなのです

同じ技術で開発された魚に、通常より1.2倍の身があるゲノム編集マダイがあります

しかしこのマダイは、ドイツのバイオ技術影響調査機関「テスト・バイオテック」からは、マダイの椎骨の位置が変わり、骨格障害を起こしていることから、食べた人への影響に強い懸念が出ています

背骨が変形した奇形魚だと言うことです

そんな状況の中で各国でゲノム編集食品の規制緩和が一気に進んでいます

私たちの知らない間に、物流に乗って食卓に並んでいる可能性があるのです

国会でまともな審議もなく、企業の望む形でどんどんルールが決められているのです

さらにそれがエスカレートして「培養母乳」なども誕生しています

2021年に米バイオミルク社が世界で初めて開発に成功しました

母体から採取した細胞に栄養素を加えて培養した人造ミルクで、母乳とほぼ同じという触れ込みで、商品化が進んでいます

コロナ禍の商品不足と、ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスらが「温暖化ガスの原因になる粉ミルクを阻止する」目的で創設した脱炭素ファンドからの出資が、大きく後押ししました

培養母乳も、培養肉と並んでまだ不確実性の高いテクノロジーなのです

危機を背景にすると一気に市場に押し出され、広まるわけです

さらに怖いのは「ワクチンレタス」です

“注射嫌いの子”にはワクチンレタスを食べてもらうという漫画のような話です

「食べるワクチン」自体は以前から研究されていましたが、いまカーネギーメロン大学とカリフォルニア大学が研究開発を進めているワクチンレタスの問題は、「mRNAワクチン」という、全世界でまだ治験中のものを、レタスにまで入れてしまおうというその発想にあります

ご存じの通り、mRNAワクチンは現時点でも未知の部分が多く、長期的な人体への影響も検証されていません

テクノロジーの進化は、本当に我々に明るい未来を与えるのか、悲惨な未来を与えるのか?

私にはわかりません

しかし私が言える事は本当に不自然なものが世の中に増えることを懸念です

そんなことを思ってブログに書きました

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