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ブームになっている昆虫食ですが「コオロギ」って食べて大丈夫なの?

世界人口の増加で将来予想される食料危機を見据えて昆虫食品がいま静かなブームとなっています

特に日本では「コオロギ」ブームが到来しておりコオロギせんべいを始めとして、チョコ・クッキー・アイスなど様々な商品が販売されています

株式会社 日向の鳥辺康則です

コオロギ商品に興味のある方はこちらを参考にしてください⬇︎

「SDGs理念にも合致する昆虫食が静かなブーム コオロギを使ったせんべい、クッキー、アイスなどが人気」

https://ovo.kyodo.co.jp/news/gourmet/a-1724897

なぜブームになっているのか?

理由は高たんぱくなど栄養価に優れており牛・豚・鶏肉よりも環境負荷が少なく、地球温暖化問題対策に資するとされ、さらには無駄な食品をエサに出来て食品ロス問題の解決にも役立ち、 他のたんぱく源に比べ安価だからだそうです

コオロギは栄養価が高いことが知られています

FAOの報告書によると、100グラムあたりのたんぱく質量はコオロギが60グラムと鶏・豚・牛に比べてもはるかに多いといいます

環境への負荷が少ないことも大きなメリットと言われいます

例えばエサの必要量だが1キログラムの体重増加のために必要なエサの量は、コオロギが1.7キログラム・鶏が2.5キログラム・豚が5キログラム・牛が10キログラムだそうです

昆虫食は水資源の節約にも資することが分かっています

体重を1キログラム増やすのに必要な水は鶏が2,300リットル・豚が3,500リットル・牛が22,000リットルであるのに対しコオロギははるかに少ない水で足りるとされてます

温室効果ガスの排出量も圧倒的に少ないとされてます

体重増1キログラムあたりの排出量は豚の1.1キログラム・牛の2.8キログラムに対してコオロギはゼロに近いレベルだそうです

さらには生態系を乱さずに工業的に大量飼育すなわち「養殖」が、広い土地を必要とせずに可能で安定した品質と価格を保ちうるというメリットにもFAOは言及している・・・

そんなふうに国連食糧農業機関(FAO)は、昆虫食が「SDGs(持続可能な開発目標)」に合致するとして、その将来的な可能性を説いた報告書を2013年にまとめています

ここまで読むとメリットしかないように聞こえますが、本当にそうなのでしょうか?

実は先日友達が投稿していたFacebookページが気になりました

そこには驚愕のことが書いてあったのです

ちょっと真面目な話しを…

タンパク質補給にコオロギを…という話になっているが、イナゴと違いコオロギは生態的にはゴキブリに近く、100°Cで加熱しても危険度は変わらない。厚労省のHPでも今のところ危険を謳っているが、いずれ消去されるんだろなf

各々が調べて判断することを望みます。

コオロギは本当に安全な食べ物なのでしょうか?

日本では長野県など一部地域で、イナゴの佃煮やハチノコ(ハチの幼虫)の煮つけやいったものを食べる伝統的な習慣があります

ココからが重要です

私は昆虫食否定派では無いので最後までお読みくださいませ‼️

イナゴとコオロギは全く違う生き物だと言う説があります

下記の通りです⬇︎

イナゴは稲が主食です

コオロギは雑食なので死骸などを食べます

どちらかと言うと、ゴキブリと一緒の生き物です

漢方ではコオロギには微毒があり不妊薬であり、特に妊婦は食べてはいけないものです

エビ・カニアレルギーの人も特に注意です

養殖コオロギは天然よりいいと思いますが管理は難しいと思います

またコオロギが農薬やカビに汚染されていたという話も聞きます

一匹一匹が小さいので食べてはいけない部分の分別作業が大変なので、しっかり分別管理されるとは思えない部分も指摘されています

体内の糞も混ざっているでしょう。特に粉末になると何が入っているのか全く分かりません

つまりコオロギを食べる事は、危険だと指摘する人もいます

最近では学校給食にも提供されるところがあるみたいです

本当に大丈夫なのか?

YouTubeにも気になる動画がたくさんアップされています⬇︎

https://youtu.be/1m3BISEtsVk

ここから先はTwitterなどの情報なので、信憑性は分かりませんが、いろいろ問題指摘されてる部分もあるみたいです

内閣府がコオロギの注意喚起を ひそかにしている。 広がれば、WEBの削除があり得るかもしれない⬇︎

https://twitter.com/tachikoma_musas/status/1625080937213235205?s=46&t=H0rgui76N0SGDu0_jU95Ag

ワクチンとコオロギ、関係ないようで実は酸化グラフェンで繋がる。女性で生理不順になり卵巣部分が腫れ、破れて不正出血する、あるいは男性では睾丸が大きく腫れる、そうなった人はもう不妊化が完了してるのかもしれない。ワクチンだったら拒絶できたけどコオロギ粉は食品に混ぜればわからなくなる⬇︎

https://twitter.com/kitakazuo/status/1620815054617870336?s=46&t=YLWqHzoQ6gZu3p4yQ19woA

どこまでが本当なのかよく分かりませんね

陰謀論的な話も多いように感じます

他にもたくさん情報あるので知りたい方はこちらを参考➡︎https://blackfire.work/?p=3754

しかし、ココからが重要です

私の他の知り合いは、このような偏った情報にウンザリしていると言ってます(賛成)

そしてある方のFB投稿に共感していたので紹介いたします⬇︎

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid032B2pKRNuHWzoN3hvP1VR9wAUHdVaKhskKvtNGYL6HDMQoWmJn3WiYwvN7YPM1z4xl&id=100003364098407

【ヒートアップ中の昆虫食論について】
(そうだな・・と思ったら是非拡散お願いします)

昆虫食についての議論が盛り上がっています。
僕のFBフレンドはどうしても“コロきっかけ目覚め組”が多いので、「昆虫食はとにかくNO!」という投稿が、毎日の様に目に入る。

「情報の片面だけ見て“右 or 左”的にモノを言う」
「“そもそも論”を精査せず、表層情報で極端論を言う」
そんな感じだと所謂コロナやワクチンを信じ込んでいる人と同じですよって、最近の講演とかでは伝えさせてもらっています。

僕が講演とかで発信してる「アンビバレント思考法」は、どんな情報や意見に接してもその逆面を必ず見る事。
物事には必ずプラスマイナスや陰陽の両面があり、この昆虫食議論も同じですね。
“伝統食文化批判”という側面等、もう少しだけ考えて言葉を発して欲しい・・と思ったので、投稿します。

昆虫食論の“陰”は、
「裏だらけの計画的・意図的な食糧不足煽りをベースに、遺伝子組換え昆虫食材の押し売りや、日本食文化が侵略される事へのアンチテーゼ」
同じく“陽”は、
「アジア、中南米、アフリカなど、世界中に昆虫食(コオロギ)を日常食&ソウルフードとし、重要な栄養源とする食文化が存在する」
こんな感じだと思います。

さて、SNSに氾濫する“陰”のトピックスの主なもの。
① 「聖書では、昆虫はイナゴだけ食べて良いって書いてある」
② 「コオロギに好気性細菌が多く、加熱処理後も芽胞形成されて生存する(政府発表) 」
③ 「コオロギには寄生虫がいて、人が食べると宿主にされる」
④ 「コオロギには発がん性がある」
⑤ 「昆虫はまともな人が食べるものではない」

一個一個、アンビバレントに分析してみましょう。

①羽がある四足動物はイナゴだけ食べて良し(旧約聖書レビ記)
私の曽祖父は「熊本バンド」中心メンバーとしてキリスト教(プロテスタント)を日本に広めた人なんですけど、私自身は一神教の考え方が合わないので、入教しませんでした。教会からスカウトもあったんですけどね(笑)。
だから聖書で何と書かれようと私には影響しないし、肯定も否定もしない・・ただそれだけのこと。
一方で宗教的に正しい記述なら、信者さんたちがどう考えても良いでしょう。
但し「イナゴ」は分類学的にかなり曖昧なグループ名である事実を前提に話さないととは思います。例えば日本各地で食べられる“イナゴ”ですら、その明確な種別はできていないそう。
あとそもそもイナゴは四つ足でなく六つ足なんだけど(笑)、そうなるとこの聖書に書かれるイナゴちゃんは、どの生物種を指すんでしょうかね?
シンプル生物学的には”聖書のイナゴ”は良いけど他のバッタ科はダメというのも、矛盾してるかな。

②コオロギに多い好気性細菌、熱を通しても芽苞で生き残る
これ、納豆菌のことじゃないのかな(笑)?”好気性で芽苞を作る細菌”という表現では、自然界に圧倒的に多いのが枯草菌(納豆菌)です。コオロギの羽根じゃなくても、かなりあちこちにいます(笑)。

③コオロギには危険な寄生虫がいて食べると人が宿主に
あまりに基本原理を無視し過ぎていて、悪いけど笑ってしまう。
寄生虫というのは獣肉、魚介、全ての野生動物にかなりの確率でいる。だけど熱を通せば成虫も卵も死んでしまい、それを知ってか知らずか食べるのが“ホモサピエンスの食文化”。熱で死んでいるのだから、人の体内で繁殖する訳ない。
私は鎌倉で獲った魚介類を捌きますが、まあ寄生虫だらけですよ。イワシやイカのアニサキスは丁寧に取り除きます。その他、見た目キモいけど、仮に生で食べても無害な寄生虫もいる。捌いている最中に一杯出てくるわけ。
ま、大体は熱を通して “タンパク質”として食べちゃうから関係ない。ご存知でしょうか、皆が食べるスーパーとかの魚介も基本同じなんですよ。

④コオロギの外郭部には発がん性がある
このような医療的文言に一般人は弱い。無意識に表面上の言葉を全てと思い込んで、“そもそも論”に近づけないことが多いです。
例えば、有名な「焦げに発がん性がある」という論。
これは正確には「アスパラギン酸」というアミノ酸を多く含む食材を、焼いたり揚げたりした時に色づく部分に含まれる「アクリルアミド」という物質のことだ。
食材的には、アスパラガス、モヤシ、ゴボウなどの健康野菜の他、焙煎したお茶系(ほうじ茶、コーヒー、ウーロン茶など)に多く含まれるですが、これらの食材には同時に、発がんを防ぐ成分も沢山入っている。
”食べる焦げ量”についていえば、一日に少なくとも1㎏以上を摂取して、初めてリスクが生まれるとのことである(笑)。
コオロギに関して発がん性を声高に訴える人は、このような多方面からの分析はできているのだろうか?
ちなみに”コオロギ外殻部にある「キチン」が毒”という論もしばしば見受けるが、この物質はカニやエビの甲殻類の主たる食物繊維です。甲殻類と昆虫は生物的にかなり近いグループ。

⑤コオロギは人間の食べ物でない
個人的にはこれ、一番言って欲しくない言葉です。
日本の「イナゴ」「蜂の子」の食文化を否定する。あるいは日本人がイナゴ文化は良いけど、東南アジアや中南米の人が昆虫食を食べるのは下賤、という意味にとれる。
他民族の伝統食文化の否定こそ下賤であって、バランスに欠いた考え方だと思います。
僕は昨日、ナマコを捌いたのですけど、内臓と水がドバっと出てくるし姿はグロテスク‥だけど美味し過ぎた(笑)。もし異文化の人から「ナマコや生魚は下賤な食べ物、人が食べるもんじゃない!」なんて蔑んだ表現で言われたら、どう思いますか?
日本を思い、昆虫食否定を展開する皆様に悪意は無いと思いますが、表現を変えて欲しいと思う。
ちなみに”虫を食べている日本人”と言えば、自然の摂理で「イチジク」にはハチの死骸が大量に入っている可能性ありで・・だからバターっぽくて美味しい(笑)。このネタ、記事一番下にある今週末の講座でも詳しく紹介する予定です。

さてここからは、私が専門であるアジア各国の健康・補完医療研究にまつわる旅でリアル体験した、現地食文化おもしろ話。
気楽に読んでみて下さい^^。

コオロギそのものは、「照葉樹林文化圏」とか「黄金のトライアングル」と呼ばれる南~東アジアの山間部、発酵料理や和食の起源地域において、重要な食材です。
僕は行ったことないけど、メキシコなど中南米でも主たる食材だそうです。

例えば、僕が大好きなミャンマー料理ではコオロギは佃煮に。美味しいよ^^。
ミャンマーは、食材や調理法に和食と類似する要素が多々あります。ミョウガやショウガなど、日本でお馴染みの香味野菜の原産地でもある。
高田馬場がミャンマータウンで、現地そのもの料理が食べられるので、是非行ってみて!

仕事上、とても縁が深いタイランドでは、イサーン(タイ東北部)など山間地で昆虫は食文化の中心。色々な種類のコオロギを揚げたりして食べるが、そこそこイケる(笑)。
イサーンはラオスに近いので、ラオスの食文化であるともいえます。ここは赤土地帯で稲作に適していないので、昆虫で栄養素を補う訳だよね。
そんな感じで貧しい地域だから「男が生まれたらムエタイ、女が生まれたら娼婦」という言葉もある。
要は両方とも“子どもを売る”ということになるのだけど、貧しいのに避妊しない多子文化だったから、昔はカラーテレビを買う為に娘を女衒に売るという話も聞いた。

僕が約20年前にムエタイ現役だった頃、修行してたバンコクのジムの子がイサーン出身だった。
彼が練習後「“虫屋台”で買ってきたから食べろ」ってドーンとコオロギ、ゲンゴロウ、芋虫、タガメのセットを差し出された(笑)。

食べましたさ、もちろん。
だって“郷に入っては郷に従え”だし、毎日一緒に練習して教えてもらう人だったし。
そもそもその人が育ってきた土地のソウルフードを気持ち悪い目で見たら、相手は嫌な気持ちになるよね。
個人的感想をいえば、ゲンゴロウもコオロギも芋虫も美味い。けど、タガメだけは便所の芳香剤の味だった(笑)。
そりゃ同じイサーン料理だったら、ソムタムやガイヤーンの方が断然、美味い (笑)。

ちなみにタイのジム修行は一日6時間の猛練習。それに耐えねばならんので、見たことない不明食材も無理やり口に詰め込んでた(笑)。
で、結果的な最悪食材は、オクラだと思って丸ごと食べた「プリッキーヌー」(”ネズミの糞”→興味ある人は検索を^^)。

タイの虫屋台の種類は沢山あるので羅列すると、
「竹にいる芋虫、ゲンゴロウ、イナゴ、カイコの蛹(中国東北部のメイン食材でもある)、カナブンみたいな甲虫、タガメ、そしてコオロギ」などなど。
ゲンゴロウやタガメは、それを原料にした醤油が普通にスーパーで売られている。

そして屋台であまり見ないがタイ昆虫食で一番美味なのが「ヤム モッデーン」・・羽アリのサラダです!
ルーシーダットンの研究をしている時、タイマッサージ師たちが皿を囲んで何か美味しそうに食べていた。上から覗けば沢山の蟻さん?に、レモングラスなどのハーブや唐辛子が和えてある!
思わず「ニーアライ??(タイ語で何コレ?)」って聞くと、「美味いから食べろ食べろ!」って。
ま、タイでこういう風に聞けば大体こうなるので、計算済みだったんだけど(笑)。
そしたらゲキウマなんですよ、これが!

ちなみにタイのヤムサラダは、柑橘を酸味として使うのが常なんだけど、この料理にはアリの「ギ酸」で酸味が出るので例外的に使わない‥っていうのも面白かった。
彼女たち曰く、この「アカ蟻」の卵が”超季節限定で絶品”らしいんだけど、50回近く訪タイしているにも拘わらず未だ出会えてない・・涙。

ってことで最後にもう一回、簡単にまとめると、
①支配層が無理やり広めようとしている遺伝子組み換え昆虫食
②世界に残る伝統食文化の昆虫食
は分けて論じて欲しいです。
その上での、虫を食べたい or 食べたくないは個人の好みですね。

ちなみに、意図的に引導される食糧危機に乗じながら、得体の知れない遺伝子組換え昆虫食材の喧伝。
これには僕も大変な違和感を感じるし、断固拒否です。
”学校の給食にコオロギを入れる煽り報道”とか、最悪!

最後に、”私の伝統医療と食意地(笑)の集大成”気合が入った伝統保存食文化講座を、今週末2月25日の土曜日に銀座で開催します。

自分の実体験とアンビバレント視点での切り口で、他で簡単に拾えない内容にします!
ONLINE参加や後日アーカイブもありますので、ご興味のある方は下記もしくは和ハーブ協会のHPからお申込下さい。

#昆虫食
#ミャンマー
#虫屋台
#伝統食の素晴らしさ
#遺伝子組み換え昆虫食は断固拒否

実際に世界では、様々な昆虫が食べられているのは事実です

FAOによれば、世界では食べられる昆虫が1,900種以上存在するといいます

世界的な消費をみると①甲虫(31%)②イモムシ(18%)③ハチ、アリ(14%)④コオロギなどバッタ(13%)が多いです

食料・飼料としての昆虫が注目されるのには「動物性たんぱく質の価格高騰・人口増・中間層でのプロテイン需要の増加」が背景にあるとFAOは分析しているみたいです

個人的には、昆虫食に着目するよりもまずは豆類だろうと思ってます

栄養価が高く、日本人が古来食べてきた豆類に再度注目するべきだと思ってます

そんなことを思ってブログに書きました

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