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「遺伝子組み換え作物」を解禁する国が増えていってる現実があります

昨年世界人口が80億人を超えて我々が住んでる地球では人口爆発が進んでいる現実があります

そんな中で世界では「食糧危機」が叫ばれているのも現実です

株式会社 日向の鳥辺康則です

そんな中で、遺伝子組み換え作物に頼らざる得ない現実が表面に現れてき始めてます

ロシアのウクライナ侵攻によって、ウクライナからの穀物供給が不足し世界的に価格が高騰しています

紛争のみならず、干ばつや水害などの異常気象・病害虫の発生など穀物生産はさまざまな影響を受けやすい事は現実です

そこで再度評価されてるのが遺伝子組み換え作物です

遺伝子組み換え技術によって気候変動や病気に強い作物の栽培がより広範に行えるようになれば、食料システムは紛争や感染症などの影響を受けにくくなるといわれています

GM技術は農薬の使用を減らしながら、大豆やトウモロコシ、ナタネなどの作物を増やしてきた実績があります

GM作物の栽培は1996年から米国で始まりました

主なGM作物は大豆、トウモロコシ、ナタネ、綿の4つです

その形質としては、「害虫に強い」「特定の除草剤をまいても枯れない」「干ばつに強い」「少ない肥料で育つ」が挙げられました

栽培国は米国、カナダ、ブラジル、インド、フィリピン、スペインなど約30カ国に上ります

そんな中で今まで遺伝子組み換え作物に反対的な意見だったアフリカやオーストラリアでも解禁する流れが決定しています

GM作物の栽培と輸入を禁止していた法律を事実上廃止すると発表したのです

継続する干ばつと食料安全保障の強化のためだと言われています

つまり、異常気象と世界情勢の変化に対応するため、背に腹は代えられない事情が後押ししているのです

世界ではすでに遺伝子組み換え(GM)食品は大量に市場に出回っています

その大半が除草剤をかけても死なない「除草剤耐性作物」です

現在は大豆やトウモロコシなどがメインで、米国で栽培されている大豆の94%は遺伝子操作されている現実があります

日本に輸入された大豆339万2000トンのうち、アメリカやブラジルなどの相手輸入国の作付面積から94%にあたる317万8000トンがGM種であると算出されています

トウモロコシでは1598万3000トンの輸入のうち91%の1447万6000トンとされてます

同年の大豆とトウモロコシの日本の自給率はそれぞれ6%と0%です

ほとんど輸入品のGM食品に頼っていると言うことです

こうしたGM種は主に食用油やしょうゆ・コーンスターチに加工されたりコーンシロップなどの甘味料として清涼飲料水などに加えられたりして日本人は摂取しています

あるいは国内畜産業の飼料として大量に使われています

しかし直接人間が食べるものではないので、食肉に『遺伝子組み換え』飼料を使ったかどうかの表記義務はありません

それを食べて体の中に入ったときにどんな害が出るかはわからないのです

現在、日本国内ではGM大豆やGMトウモロコシは生産されておらず、アメリカやカナダからの輸入された原材料については遺伝子組み換えかどうかの表示が義務付けられていいます

例えば納豆や豆腐の原材料を見ると「遺伝子組み換えでない」といった表示があるのを見たことある人は多いのではないでしょうか?

しかしその表示制度がこの4月から変更されます

そのことをどれぐらいの人が知ってるのでしょうか?

これまではGM作物の「意図せざる混入」を5%まで認めていたが、新制度では不検出(混入率0%)でなければ「遺伝子組み換えでない」と表示できないことになります

一見これだけ聞くとより厳密に、より安全になるように思えるが実際はそうではないと私は思ってます

北米産大豆で『100%非GM』であることを証明することは現実的には不可能です

つまり、すべての表示から「遺伝子組み換えではない」と言う文言が消えるのです(国産のものは表示されるかもしれません)

実質0%混入は不可能だと言うことです

問題はここからなんです

実は遺伝子組み換え作物を使っていたとしても、それを消費者に表示する義務はありません

つまり「遺伝子組み換え使用」とは書かなくて良いのです

と言う事は「遺伝子組み換えではない」「遺伝子組み換え使用」の両方の表示が市場から消えます

つまり、消費者はどれに遺伝子組み換えのものが使われているかわからなくなり、完全に選択の余地がなくなるのです

今回の件で遺伝子組み換えそのものへの関心がなくなり、消費者は気づいたらその商品が遺伝子組み換えかどうかすら気に留めなくなるかもしれません

あるアンケートによると日本国内では「遺伝子組み換え食品は怖い」と言う人が半数以上いると言うことです

実際は長期間にわたってのデータがないのでわからない部分が多いのです

過去に遺伝子組み換え食品に対して書いたブログ記事もあるので、興味ある方は参考にしてください⬇︎

「大量の遺伝子組み換え食品が日本に入ってきている事は事実なのでしょうか?」

https://117kirei.com/20221228toribeblog/

「世界の人口爆発による食糧難は遺伝子組み換え技術によって支えられるのでしょうか?」

https://117kirei.com/20220420toribeblog/

一番私が気にしてるのは、消費者が正しい判断ができなくなることです

GM食品はメリットとデメリットが両方存在してると思っています

それを消費者が理解した上で選べる権利があるはずなのですが、表示がなければわからなくなると言うことです

ましてや家畜用の飼料ほとんどがGM食品です

それを食べて売られるお肉何かにも表示は必要ないと言うことです

そこまで表示してしまうと消費者が買わなくなるからです

あくまでも経済最優先の中での表示制度ってどうなんだろうと思います

国民優先ではなく経済最優先と言うことです

そんなことを思ってブログに書きました

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