地球の限界点を示す「プラネタリー・バウンダリー」を知っていますか?
地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)と言う言葉を知ってますか?
人類が地球上に生存できる安全な活動領域と、その限界点を定義する概念のことを言います
株式会社 日向の鳥辺康則です
現在のところ、気候変動や生物多様性の喪失など9つの限界点が定義されています
気候変動
成層圏オゾン層の破壊
海洋酸性化
窒素とリンの循環
グローバルな淡水利用
土地利用変化
生物多様性の損失
大気エアロゾルの負荷
化学物質による汚染
この中の4つの限界点が既に超えてしまっていると言うことです
詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください⬇︎
https://cococolor-earth.com/planetary-boundaries/
その中の一つが化学物質による汚染です
つまり、水や土壌といった地球の環境、資源への化学物質による汚染が限界点を超えてしまっていると言うことです
特に深刻なのがプラスチック汚染とPFAS汚染です
主要20カ国・地域(G20)でのプラスチック消費量は2050年までに19年の1・73倍になることを発表しています
プラごみによる海洋汚染が悪化する恐れがあるとの報告書を国際研究チームがはっきりと示しているのです
使い捨てプラ製品の使用禁止など複数の対策を導入しても1・25倍になる可能性があります
ドンダケ深刻な事態が来てるか!
それでもプラスチック製造は止まりません
限界点を超えてると言われても止められないのです
もう一つがPFAS(有機フッ素化合物)による水や土壌の汚染です
PFASの特徴は自然界で分解する事はとても難しいことです
継続的に放出し続ければ環境中に蓄積されその濃度は上昇します
そして時間が経つにつれてPFASによる有害影響が発生する可能性が臨界点を超えて高まっているのです
また汚染が判明してもその段階で対策を取ることが難しいと言われています
いちど広まった汚染はヒトの体内の曝露を元に戻すことが困難だからです
前回は水道水・地下水・湧水などの汚染状況をブログに書きました
私たちが想像している以上に限界点を超えて汚染されてます
そして今回はその汚染が全世界に広がり土壌まで広がっていると言うことです
何が起きているのか?
南極やチベット高原に降る雨水から高濃度のPFASが検出されてしまっているのです
汚染されてない地球の最後の聖地が既に限界点を超えて曝露されているのです
その数値はアメリカやEUの基準値を遥かに超えています
つまり地球上で降る雨の中にすでに大量のPFASが含まれていると言うことです
そのことを以前ブログにも書きました⬇︎
https://117kirei.com/20220820toribeblog/
そして、雨水の中に含まれるPFASら地上に降り注ぎ土壌も汚染してるのです
その汚染された土壌で作られる農作物も、また化学物質に汚染されるのです
極論を言うとどんなに無農薬野菜を作り健康に配慮しようと思っても降ってくる雨や土壌が汚染されていたら?
更にPFASは蓄積性が高いため魚介類の体内で濃縮され食品として戻ってくることは充分あるのです
食物連鎖の上にいる大型魚は、特に多く含有しやすいと考えられます
水道水に含まれているものは浄水器や磁力活性機で何とかできるとしても、食べ物に含まれていたらわからないのです
さらに日頃使う日用品にも大量に含まれているものが多いです
ファンデーションや日焼け止めなどの化粧品類には水の10万倍ほどのPFASが含まれるものがあり皮膚から体内に浸透すると考えられます
経皮毒です
成分表示の中にフッ素を意味する『フルオロ』という単語を含む名称があるものは避けた方がよいです
また、テフロン樹脂製のデンタルフロスを使っている人は体内濃度が高いという研究もあります
PFASはがん死亡率1・75倍、心臓病死亡率1・65倍のリスクがあり脂質異常症を引き起こすます
永遠の化学物質PFASは、人工的に作られた有機フッ素化合物の総称です
4,700種類以上あり、代表例はPFOS・PFOAで性質は水や油をはじき分解されにくいのです
卵巣がん、腎細胞がん、妊娠高血圧、妊婦高血圧腎症、甲状腺疾患、潰瘍性大腸炎、高コレステロール血症他などを引き起こすことが知られています
間違いなく地球の限界間を超えてしまっているのです
化学物質汚染はさらなる局面を迎える可能性があります
そんなことを考えて2回にわたりブログに書きました
最後まで読んでいただきありがとうございます
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