必ずしも「個人主義」が正しいとは限らないと思います
最近何かと耳にするようになった「個人主義」が大切だと言う話題です
日本を離れて海外を見てみると、個人主義が徹底されているような国も多く見かけます
株式会社 日向の鳥辺康則です
個人主義とは、周りの目を気にせず自分中心的に自分を優先して活動することのことをいいます
良い言い方をすると「自分らしさ」
悪い言い方をすると「自分さえ良ければいい」
どうしても日本人は同調圧力だったり他人の目を気にする人が多いので、最近は「個人主義」を強調することを勧める人が多いです
それ自体は間違いないのかもしれませんが、様々な国の人を見ると必ずしも個人主義が良いとは言えないと思ってます
若い時に私も自由を求めてカナダに渡りに2年間以上住んでいました
その時に、9つの違う国の方々(スウェーデン・ドイツ・韓国・台湾・ドイツ・カナダ・US・オランダ・イギリス)とルームシェアをした経験があります
その時はっきりわかったことがあります
日本人以外は、他人優先って言うことがないのです
他人を気遣う、相手の立場に立つ、相手に寄り添うみたいな考え方が非常に少ないです
かといって冷たい方々ではありません
困ったことがあれば助けてくれるし、病気になったらいろいろ面倒みてくれます
しかしあくまでも自分優先なんです
着る服も自分が好きなものを着ています
相手が見てどう思うんだろう?なんて事はあんまり考えません
好きだからこの服を着る!みたいな感じです
ですから平気でノーブラでスケスケのTシャツ着てる女性もいました
こちらが恥ずかしくなってる不思議な感覚です
つまり、他人の目なんて気にしないんです
自分優先ですからね
自分は自分、人は人と考えているので、他の人のことを羨ましがったりしないし、他人と自分を比べたりもしません
ごくごく自然体だからこちらも飾ることなく接することができてほっとするのです
しかし、困ることも多かったです
約束の時間には絶対遅れるし謝らない
都合が悪くなると連絡が一切取れなくなる
お金を貸しても返してくれない(貸した方が悪いみたいです)
家の中でパーティーをして後片付けしない(ゴミだらけで誰かが片付けると思っている)
ルームシェアしてる人を意識していない(平気で女性を連れ込む)
国が変われば育った環境も違うし考え方も違うんです
でも、必ずしも個人主義が良いとは限らないとその時感じました
調和や協調性と言うものがないからです
相手の立場になって、相手を気遣うこともないからです
これってもしかして日本人だけが持ってる特別な能力かも?
そんなふうに思ってます
個人主義は自由で良いと言う人がいますが、自由には必ず責任が生じます
自由=好き勝手やっていいと言うことでは無いのです
世界で秩序が保たれているのは、そのような認識が共通されているからだと思ってます
いまだに平気で列に並ばずに割り込んでくる人やぶつかっても一切謝らない人が多くいます
それが個人主義で自分中心だから、当たり前だと言われたらちょっと違うと思ってます
秩序とは、他人と関わるコミュニティーの中でお互いを認め合うことから始まると思います
相手に興味を持ち、相手を知って受け入れることです
日本人は、自分と違う考えの人や多文化の人を受け入れることが苦手です
だからといって排除するのではなく、自分と言うアイデンティティーを確立するべきです
そんなふうに思ったのでブログに書きました
No comments yet.