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本当にEV(電気自動車)が脱炭素への答えになってるのか?

EUやアメリカを始めとして今世界は「EVバブル」で盛り上がっている

そのバブルの波は今や東南アジアまで広がっている

株式会社 日向の鳥辺康則です

東南アジアやインドの公共機関のバスやタクシーがあっという間にBEVに変わってきていてびっくりしている

ましてやタイのトゥクトゥクやインドのオートリキシャ・フィリピンのトライシクルなどまでここ数年でBEVに変化していてびっくりする

日本人は本当にもっと世界を見たほうがいいと思う

ましてやアメリカはEV(電気自動車)の補助金法案を発表してEV戦略を家族している

約100万円のこの補助金が支給されると言うことです

しかし、実際にアメリカ国民に聞くと全員がEV車に賛成ではない

特にZ世代って言われる今後世界を担う若者たちの3分の1 はEV車に反対である

何故なのでしょうか?

そもそもなぜこんなにEVバブルなのか?

一つの理由が世界で急速に進めなければいけない脱炭素問題です

ガソリンや軽油を燃焼させるエンジンは、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を含んだ排出ガスを発生させる

その一方でエンジンを搭載せず充電された電気だけで走るEV(電気自動車)は、走行段階では排出ガスを一切発生させない

だからこそEV車が世界で普及することが脱炭素の切り札だと思ってる人が多い

でも本当にそうなのでしょうか?

EV車から二酸化炭素が出ないとしても、そのために大量の電気が必要です

その電気を作る段階で二酸化炭素が出てしまったら意味がない

EVは発電所から送られてくる電気で充電します

その発電所が火力発電所であれば、二酸化炭素の出口がクルマの排気管から発電所の煙突に変わっただけ

発電構成は国によって異なるが、石炭火力発電の多い中国やインドではハイブリッドからEVに置き換えると二酸化炭素は逆に増えてしまう計算になります

日本も70%以上が火力発電に頼っています

そのうちの多くがいまだに石炭火力発電なんです

また見えないところでも問題が多くあります

EVの心臓部であるリチウムイオンバッテリーは、製造時に大量の二酸化炭素を発生する事実を知る人はあまりいません

トータル的に見たらより多くの二酸化炭素が出る可能性があるのです

またこのリチウムイオンバッテリーも問題があるんです

ニッケル・リチウム・コバルトといった原材料の大量確保の問題です

現在はバッテリー原材料の多くは中国が握っています

実は世界各地に鉱脈は存在するが、中国との価格競争に敗れて閉山に追い込まれた鉱山も少なくないのです

その背景には安い労働力と、精製時に発生する有害物質の処理に十分なコストを払っていないからこその高い価格競争力があったんです

児童労働者を使いやすい賃金で働かせ、そこで発生する有害化学物質も野放し状態です

世界のバッテリー原材料競争に勝つためです

これは中国だけではありません

バッテリーの発火リスクを下げる役割を担うコバルトはコンゴ民主共和国が埋蔵量・生産量ともに世界1位(その多くが中国に輸出されている)だが、児童労働がたびたび問題視されています

つまり安いバッテリーを求めれば中国に頼らざるを得ず、しかし環境汚染や人権問題を考慮すればコストの高い国での生産に切り替えるしかないんです

本当に世界の車全てが1部車になって環境問題が解決するのでしょうか?

答えはEVの普及が100%になっても、二酸化炭素の排出量を皆無にできるとは限らないんです

また、電力を作る方法がすべて再生可能エネルギー発電に変われば良いのですが実現は難しいです

日本でもCO2を削減できるアンモニアが期待されてましたが実際は伸び悩んでいます

アンモニアは燃やした時にCO2を出さない物質として水素と比較されます

しかし毒素があるため扱いづらいとされます

結構アンモニアって嫌われてるんです

液化させるのに水素はマイナス253度、アンモニアはマイナス33度で可能です

さらに室温である20度で8.5気圧(自転車のタイヤの空気圧程度)でも液化できるメリットがあり水素を運ぶより安価です

このアンモニアを石炭火力発電に一定量混ぜるとその応分のCO2が減少します

しかしなかなか進みません

結局はアンモニアを混ぜたにせよ火力発電には変わりないと言うことです

EV車は他にも欠点があります

すべての電化製品がそうなのですが、停電になって電気供給がなくなった瞬間に全く意味がなくなります

世界が電力不足になり、価格が高騰してる中で本当にこれ以上電化製品を増やして良いのでしょうか?

そもそもEVの急速充電では短時間に大量の電気を使うから地域の電力インフラも見直す必要があります

日本国内では全くインフラ整備が進んでおらず懸念が残ります

EV車が悪いという意味ではありません

良いと思うのですが、それが環境問題全ての解決になってないと言うことです

しかし今EVバブルで世界が盛り上がってるので、そこに必ず利権が生じてます

誰かが利益のために仕掛けているのです

当然中国です

私はそんなふうに思ってなりません

脱炭素の問題なども多面的に複合的に考えなければいけません

一方向で良いと思ったことが、裏ではたくさんの被害が出ていることもあります

そんなふうに思ったので個人的な意見としてブログを書きました

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