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人間の寿命に関係している「テロメア」が長すぎても問題あるみたいです

人間の寿命に深く関係している「テロメア」

知ってるようで知らないのがこのテロメアです

株式会社 日向の鳥辺康則です

遺伝子が折り畳まれた染色体を、両端で保護するような構造のことを「テロメア」と呼んでいます

細胞は分裂すると同じ細胞になりますが、テロメアと呼ばれる部分だけは分裂ごとに短くなることが知られています

つまり細胞が年齢を重ねるごとにテロメアは短くなります

そしてテロメアがなくなるともうその細胞は分裂できなくなる

これが細胞の寿命です

テロメアが短いことは、それだけその細胞が老化しているという意味でもあるのです

テロメアの長さには個人差があり、それが短いと慢性の内臓の病気や血液の病気になりやすいことが知られています

そしてテロメアが長い人ほど長生きすると言われています

過去にも加工食品を食べるとテロメアが短くなると言うブログ記事を書きました⬇︎

「加工肉」が人間の寿命を左右するテロメアに関係していることがわかりました

https://117kirei.com/20230307toribeblog/

また座っている時間が長いとテロメアは短くなり、立ってる時間が長いとテロメアが長いと言う研究結果も出ています

立ち仕事が多い美容師さんは喜びますよね

そんなことからテロメア研究者は人間は本来120歳まで生きるのではないかと言う論文を発表しています

つまりヒトの細胞分裂の上限(ヘイフリック限界)は50回だからそこから逆算する最大寿命は120歳だと言うことらしいのです

しかし最近それに反応するような考え方も出ています

それがヒトの本来の寿命は38歳という新説です

生物の寿命に関わる42個の遺伝子を不活性化する“メチル化”がどのくらい起こるかで、野生動物の寿命を推定する方法をオーストラリアの生物学者が編み出しましたそうです

野生動物である程度正しいと実証されたこの手法でヒトを解析すると、どうやら本当の寿命は38歳前後らしいとわかったのです

今年52歳になる私はもう死んでるかもしれないんですね(笑)

どちらにせよ健康で生き生きした生活ができれば良いですよね

本題に戻りますがそん寿命に深く関わっているテロメアですが、最近の研究で長くても問題があるということがわかったらしいのです

今まではテロメアが長いほど長生きするから良いとされてきました

長いとどんな問題があるのでしょうか?

今年の「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」という一流の医学誌に発表された論文です

それによると先天的にテロメアが長くなる遺伝子の変異があり、そうした変異を持つ人を調べたところ、クローン性造血という、老化に伴って起こることの多い血液細胞の異常が高率に見つかったのです

この異常があると血液のがんなどのリスクが増加することが知られていて、実際にテロメアの長い変異のある人でそうしたがんが多く発生しているとのことです

よくわからないのですが、テロメアが長すぎても血液関係の病気になるリスクが出てしまうらしいのです

結局は世の中全てバランスが大切ということなのでしょうか?

科学が発達したといえどもまだまだわからないことがたくさんあります

そして一つがわかると、またひとつがわからなくなるのです

人間や生命の全容的解明は本当に奥が深いと思います

そんなことを今回のニュースから感じたのでブログに書きました

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