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最新の環境白書で初めて「ネイチャーポジティブ」の考えが認められました

政府は9日に2023年版の「環境・循環型社会・生物多様性白書」(環境白書)を閣議決定しました

生物多様性の損失を止めるだけでなく、回復に転じさせる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」という言葉を使った項目を初めて設けました

株式会社 日向の鳥辺康則です

私は以前から温暖化対策と同時に、生物多様性の喪失がいかに我々にとって大切かを訴え続けてきました

それがようやく認められつつあると言うことです

このことに対して書いた過去のブログもあるので参考にしてください⬇︎

「生物多様性の喪失」が世界で認識されるようになってきています

https://117kirei.com/20230421toribeblog/

今回の環境白書の特徴は3つの項目を同時に解決しなければいけないと言うことです

1つ目は「脱炭素」

温室効果ガスの排出ゼロを目指す「ネットゼロ(炭素中立)」などと言う新しい言葉を使って説明するので本当に困ります

具体的には店舗の至るところに太陽光パネルが設置されたコンビニエンスストアを紹介

「セブン – イレブン」が8日に公開した、二酸化炭素の排出を70%抑えられる最新の実験店舗などを発表していました

民間企業や個人の努力も必要なのですが化石燃料などの火力発電に対しては積極的に触れてないことに不信感を感じます

さらに「脱炭素」として、温室効果ガス排出の2013年度比46%削減に向け、進んだ取り組みを支援する「脱炭素先行地域」を少なくとも100カ所選定すると

2つ目は「循環経済」

3Rなどの推進で製品の生産から廃棄に至る過程の全体で資源循環を進める「循環経済」に力を入れると言うことです

「資源循環」としてリサイクルなどのビジネスの市場規模80兆円以上を目指しプラスチックの資源回収量を倍増させることなども盛り込まれました

具体的には使わなくなった衣服を再利用するサステイナブルファッション

クールビズにウォームビズなどの強化

食品ロスの削減など日々の暮らしで実践できる脱炭素につながる行動などが取り上げられていました

さらに電力需給が切迫回避のためのウォームシェアやクールシェアなども盛り込まれてます

そして3つ目が今回初めてとなる「ネイチャーポジティブ」

ネイチャーポジティブの事例としては、千葉県の印旛沼で水田などを保全することで、自然が回復し水害や水質悪化のリスクという社会課題まで解決につなげようとしている取り組みがあるということが紹介されました

とっても大切なことですが、ちょっと焦点が違ってるようにも感じます

昨年12月に採択された国際目標「昆明―モントリオール目標」

30年までに陸海の30%以上を保全するという「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」の達成が急務だと言うことです

海のサンゴ礁や陸地の様々な生物を国際法律の中で保護しようと言う考えです

これ日本がどれぐらい積極的に関与するか?

極論を言うと人間が化学物質を排出しなかったりすれば自然は元の状態に戻ります

すべての汚してる原因が人間なんです

環境白書では、脱炭素・循環経済・ネイチャーポジティブの3つの同時達成を目標に掲げていて、目標を達成することで新たな成長と質の高い豊かな暮らしの実現を目指すとしていました

毎年発表される環境白書を見て思うんですが、自分勝手なご都合主義にしか聞こえません

いいことやってるんだぞ〜と言うポーズだけなんです

真剣に取り組む姿勢が感じられないのです

それは私だけなのでしょうか?

そんなことを今回政府から出された環境白書を読んで感じたのでブログに書きました

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