世界でマラリアとデング熱の患者が増加していると言うニュースを聞きました
マラリアと聞くと中米やアフリカ・アジアの赤道地域で発生する病気だと言うイメージがある方もいるかもしれません
しかし最近ではマラリアやデング熱が米国を始めとして都市部で感染が拡大し始めていると言うことです
株式会社 日向の鳥辺康則です
マラリアは世界では毎年2億4000万人が感染し60万人以上が死亡しています
世界中で毎年約4億人がデング熱に感染し3万6000人近くが命を落としていると推定されています
特定の地域で発生するはずの病気が、なぜ世界で広がるのでしょうか?
原因は「蚊」の大量発生です
暑くなった地球は蚊にとって天国なんです
CNNが「気候変動の勝者は蚊」と言うほどなんです
高くなった春の気温で蚊が冬眠を早く終わらせて活動期間が伸びているのです
また卵から成虫に成長する速度が速くなってます
冬眠に入らない蚊も誕生しています
さらに世界的な蛙の減少によって、蚊の幼虫であるぼうふらを食べる天敵がいなくなってると言うことです
それによって世界で蚊が大量発生しています
世界保健機関(WHO)は「今年、蚊媒介疾病が拡散する可能性がある」と警告してます
蚊の繁盛は媒介疾病の危険性が大きくなるという意味です
蚊が人に移す病気は50種を超えます
代表的なのがマラリア・日本脳炎・デング熱・ウエストナイル熱などです
そんな病気が、韓国や中国・アメリカのフロリダ州やテキサス州・フランスやスペイン・ペルーなどで患者数が増えていると言うことです
しかし私が一番懸念しているのは殺虫剤が一切効かない耐性を持った蚊が大量に誕生してることです
世界中の殺虫剤は数千種だですが最近は蚊は殺虫剤を撒き、蚊取り線香を焚いてもよく死なないのです
殺虫剤抵抗性のために蚊が遺伝子を進化させ変化してると言うことです
これってとっても怖いことだと思いませんか?
ゾンビのような死なない蚊です
全世界で蚊媒介疾病で命を失う人が年間100万人に達することが報じられていました
地球上で最も人間を殺す動物です
その殺人の生き物が殺すことができない
私個人的にはそちらのニュースの方が気になります
これも全て人間が作り出した化学物質依存型社会の結果です
人間は、さらなるつよい殺虫剤を開発するでしょう
しかし蚊も生き残るために、それらの耐性を獲得して強くなるのです
この繰り返しによって何が生まれるのでしょうか?
自然の調和を壊してしまった人間がもたらした結果です
ニュースを聞いてそんなことを感じたのでブログに書きました
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