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映画「マイ・エレメント」を観て思うこととは?

先日子供と一緒に映画を見てきました

ピクサーの最新作「マイ・エレメント」です

株式会社 日向の鳥辺康則です

正直言うと最初は子供向けのアニメ映画だと思って観ました

しかし観てみるとても多くのメッセージが込められている

この映画は大人に見てほしいと思ったんです

“もしも”火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界があったら…?

簡単なストーリーはこちら⬇︎

火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。家族のために火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会う。ウェイドと過ごすなかで初めて世界の広さに触れたエンバーは、自分の新たな可能性、本当にやりたいことについて考え始める。火の世界の外に憧れを抱きはじめたエンバーだったが、エレメント・シティには「違うエレメントとは関わらない」というルールがあった。

予告編を見たい方はこちら

https://youtu.be/IcmRFGG6pac

火、水、土、風のエレメント(元素)たちがそれぞれ関わり合いながら生きる世界を描いた物語なのですが、まずは圧倒的にエレメントシティーが見事に描かれています

その映像美を見るだけで感動してしまう

描かれている乗り物や建物のデザイン・アイディアが明確すばらしい

想像とイマジネーションの世界だけなのにここまで色鮮やかに描けるとはびっくりです

物語の大きなテーマは「親子の問題」と「差別の問題」の2つが大きな軸になっています

親子の問題は、自分の住んでいた街を捨ててエレメントシティーにやってきた「火」の親子をめぐる物語

一生懸命働いて自分の城であるお店を経営してるお父さん

そのお父さんの夢は、経営してるお店を娘にバトンタッチすること

しかし娘には自分の夢があった・・・

とても感情移入できる親と子の葛藤と子供の自立と言うテーマが描かれています

もう一つは差別の問題です

「火」だけは社会の中で差別を受けながらファイアタウンと言う街を形成して生きてる

エレメントシティーの中で、嫌われてる存在になってしまっている

世界情勢の中では全国各地のアジア系移民が反映されてるような気がする

その中でわかりやすい陽極である、火と水が出会い恋に落ちる

しかしそれは決して交わってはいけない見えない掟のルールがあったのです

現代版ロミオとジュリエットと捉えてもいいでしょう

火と水と言う関わってはいけない相対的な存在が一つになると間に新たなものが生まれる

ある意味それは真理であり哲学でもある

とても奥深いものがあり考えさせられる

監督のピーター・ソーンは韓国人の移民一世としてブロンクスに生まれ、ニューヨークシティで育った背景がある

彼自身、本作を両親に捧げたようにこの映画は親子を含む“分かり合えなさそうな者同士”が立ち止まってお互いをゆっくり見つめ言葉を交わすこと……「人と人が触れ合うこと」を慈しみ、喜ぶ感情で溢れている

エンドロールで流れる日本版の主題歌であるSuperflyの「やさしい気持ちで(マイ・エレメントver.)」が全てを物語っているように感じました

火と水の二項対立をベースにして、心の調和・差別の問題・親子の問題の3つのテーマが展開されています

普遍的なテーマがわかりやすく深掘りされた作品なので、誰が見てもわかりやすく共感できます

共感しやすいテーマやビジュアルってとても大切なんですよね

実はこの映画アメリカで公開されたときには全然ヒットしなかったんです

2023年の6月に公開されましたが滑り出しはコケて、当初は「ピクサー最悪の赤字で爆死…」という予想も出ていました

しかし、見た人の口コミでどんどん広がって最終的には大ヒット映画なったんです

あんまり書くとネタバレになるのでこれぐらいにしときます

特にラストは感動して涙が出ます

本当に大人に見て欲しい映画です

そんなこと思ってブログを書きました

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