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日本はなぜ意思表示を明確にしストライキを起こさないのか?

東京都豊島区の西武池袋本店でのストライキは8月31日のたった1日で終わってしまいました

実に大手百貨店のストは1962年以来61年ぶりだそうです

株式会社 日向の鳥辺康則です

日本では労使交渉で「ストも辞さない構え」といったニュースを聞くことはある

しかし実際にストのためバスや電車が運休で困るという事態に出くわしたことはほとんどないと思います

しかし日本以外の国では、働く待遇や賃金交渉などはストライキによって自分たちの意思表示を明確にし勝利を獲得してきた歴史があります

ヨーロッパやアメリカではストライキによって飛行機や電車が運行していないことなどよくあることです

ごみが収集されないので街が汚れ放題といった状況もあります

だが影響を受ける市民にもストをする労働者を責める雰囲気は一切ないのが現実です

そして今米国の映画界でも大規模なストライキが続いています

脚本家と俳優が同時にストライキを起こすのは63年ぶりとのことです

今回のストライキに至った経緯として一番大きいポイントがAI問題とサブスク(ストリーミングサービス)です

AI問題については次のようなことが言われています

最新の技術で役者の演技をAI化できるデータをスタジオ側が1日で撮影したとします。そのデータを使えばどんな演技の動画でも自由自在に作れてしまうんですが、役者側には1日分しかギャラが支払われない。そういうことが今後起こりうるとして、批判されているわけです

サブスク問題について次のようなことが言われています

これは言ってしまえば利益の配分が正しく払われているのかという部分での反発。映画界では過去にも歴史の中で俳優側とスタジオ側で交渉が続けられてきたわけですが、劇場公開時だけでなく、作品がソフト化された場合にはそれに見合ったギャラが配分されるという印税契約があるんです。しかし、ネットフリックスなどに代表されるサブスクサービスでの視聴がメインとなった現代ではソフト化される機会も減っていますし、サブスク視聴に関する詳細なデータは企業秘密として基本的に公開されないため、俳優側からの批判は以前から多かったのが理由

どちらにしても大切なのは自分たちの立場を守るために意思表示を明確にし行動に移っていることです

自分たちの職場環境や給料・そして立場などは自分たち自身が声を出して守らなきゃいけないのです

俺はヨーロッパなどでも当たり前のことです

ここ30年にわたり賃金が停滞している日本とは異なり、欧米や欧州の国々では賃金は緩やかに上昇し続けてきまた

その裏には労働者が団結しストライキなどを起こして雇用者側に賃上げを強く交渉してきたという背景があります

ドイツをみてもここ数ヵ月、空港や鉄道・病院・学校・幼稚園・郵便、港湾の労働者が頻繁にストライキを起こしています

声を出して意思表示することが絶対に大切なんです

ストライキがないと一生待遇は改善されない!と日本以外の国の人は本気で思ってます

自分たちの給料や職場環境は自分たちの手で獲得するのです

しかし日本はほとんどストライキをしません

何故なのでしょうか?

小さい頃から、教育の中で「人に迷惑をかけちゃいけない」「自己主張をしてはいけない」「周りのことも考えなければいけない」と義務ばかりを教わっているからだと思います

「日本では『義務』は教えるが『権利』は教えない」

これは環境活動家の谷口たかひさ氏が、よく使われる言葉です

私もほんとにそう思います

自分たちが声を出してルールを変えていくと言う発想がありません

ルールは守るものであり絶対的なもの・・・

ではそんなことないですよね

時代の変化とともに、どんどん書いて行かなきゃいけないんです

そして何よりも声を出さない沈黙が一番良くない

あなたが自分の意志と責任をもって「NO」を言わない限りは何も変わらないんです

『沈黙は容認』

「NO」と言わない限りあなたは何かを奪われ続ける

そんなことも言われています

自分たちの力で法律を変えたり、世の中を変えると言う認識が日本人には弱いと思ってます

その第一歩目が声を出すことだと思っています

意思表示を明確にして行動に移すのです

そうしない限りは世の中何も変わりません

そして変わらないことを嘆いているのが日本人です

そんなことをストライキのニュースを見て思ったので、ブログに書きました

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