このままでいくと2050年には世界で2億人以上の人が住む場所を失う
気候変動によって引き起こされる森林火災や熱波・洪水・干ばつなどの異常気象が世界を襲った2023年
日本でも11月を入ったのに夏日が続くなどおかしな気温が続きます
株式会社 日向の鳥辺康則です
実は温暖化などはなくて、昔から地球は寒冷期と温暖期を繰り返してるだけだと主張する人もいます
確かにそれも一部事実ですが昨今の異常気象は、明らかに人間が影響していると考えます。
そんな中で、これまでにはなかったような異常気象が“当たり前”になりつつある現状の中、環境の変化により住む場所を追われる人は世界中で急激中してます
こうした人々は「気候難民」と呼ばれ、2050年までに2億人に達すると世界銀行は予測しています
「気候難民(Climate refugee)」とは、増大する気象災害によって住む家や生計手段を奪われた人々のことを示します
国際法のもとで「気候難民」の定義は存在しませんが、地球温暖化による異常気象が原因で住む場所を失う人が増加したことを背景にこの言葉が用いられるようになりました
イメージとしては異常気象により「海面が上昇することで、島国などが水没してしまう」などを考える人が多いです
しかし実際はそれだけではないんです
・砂漠化による食糧や水などの資源の喪失
・海面の上昇による地域の水没
・ハリケーンや洪水などの異常気象が頻発
・限られた土地や資源をめぐる対立
住む場所を失うだけではなく、すぐ環境の変化により生活できなくなることも含まれます
実際に国土の3分の1が水没したパキスタンの事例があります
2022年にパキスタンでは640万人が避難を強いられました
未だに復旧は進んでおらず多くの人々が住む場所を失っています
今年に入ってバングラディッシュでも同じようなことが起きています
私たちが日本に住んでいると、あまりそのような危機感を感じる事は無いかもしれません
しかし世界では、確実に住む環境が失われているのです
気候変動による環境変化に伴い避難が急増し住めなくなる場所を「ホットスポット」といいます
ホットスポットは、30年までに世界中で出現し50年までに深刻化するといわれます
ホットスポットでは暮らしたり生計を立てたりするのが難しくなります
悲観的なシナリオの場合にはサハラ砂漠以南のアフリカ地域で8570万人、東南アジア・太平洋地域で4840万人が国内避難を余儀なくされることが想定されてています
その他の地域でも避難民が数百万~数千万人規模に達する恐れがあると予想されます
決して他人事では無いのです
例えば東南アジアではベトナム南部のメコンデルタが、海面上昇と高潮により米の生産や養殖・漁業が難しくなり住民が地域を離れるホットスポットになると予測されています
そのように良い場所を失った難民を日本は受け入れるのででしょか?
2億人もの人間が居場所をしない受け入れる国があるのでしょうか?
本当に深刻な問題です
なぜブログに書いたかと言うと関心を持って欲しいからです
遠い国で起きている。私とは関係ないこと・・・
何人がたくさん出たら、誰かが引き受けてくれるだろう・・・
このような無関心や他人事が環境問題を悪化させるのです
常に世界で起きていることに関心を持ち、自分の身に降りかかる可能性があることを知るべきです
そんなことを思って今回はブログを書きました
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