10年に一度レベルの大雪を日本海側にもたらせる寒波の原因は?
日本海側の皆さん本当に強風と豪雪に気をつけてください
日本海側の新潟生まれ、新潟育ちの私としてみればとても気になります
株式会社 日向の鳥辺康則です
昔の新潟は本当にたくさんの雪が降りました
最近は昔ほどは積雪もなく年に数回ドカ雪が降る程度です
特に今年はエルニーニョ現象の影響で暖冬と言われていました
本当に数週間前までは暖かかったのに、急にこの寒さです
さらに10年一度と言う寒波が到来
この原因になってる症状があまり聞いたことのない
JPCZ=日本海寒帯気団収束帯と言うものです
私も初めて聞きました
これはわずか数時間のうちに大量の雪が降る、いわゆる「ドカ雪」につながる現象です
そしてこの「ドカ雪」が連続的に連なって一カ所に集中すると言うことです
一体何なのでしょうか?
大雪の時「強い寒気と冬型の気圧配置の影響で…」とよく説明されますが北から強い寒気が南下すると朝鮮半島でいったん東西にわかれます
ペクトゥ山などの高い山があるためです
そしてその後日本海側に近づいた時に再び合流します
前線のように風がぶつかりながら収束して雲が発達しやすくなります
これを「JPCZ」=(Japan sea Polar air mass Convergence Zone)日本海寒帯気団収束帯と呼びます
発達した雲は筋状になり長さは1000キロ程度に達します
しかしここで疑問が生じます
過去何百年も地形はほとんど変わっていません
標高の高い朝鮮半島にあるペクトゥ山は昔からあります
冬型の気圧配置の低気圧がこの山にぶつかり2つに分かれて日本海で合流する事は、過去に何回もあったのになぜJPCZにならなかったのでしょうか?
ポイントは今年の日本海の海水温の高さなんです
結局は温暖化の影響で異常気象が発生し過去最も暑い年と認定された2023年
海水も異常なまで高いのです
その影響で大量の水蒸気が供給され雪雲が特に発達したのが今回です
殺人的な爆弾低気圧JPCZ=日本海寒帯気団収束帯です
台風並みの暴風と積雪
考えてみれば「線状降水帯」という言葉も10年以上前はあり聞いたことありませんでした
最近では毎年のように聞きます
結局はこれも異常気象が関係してるのです
線状降水帯や日本海寒帯気団収束帯などと言う新しい言葉が次から次と生まれるのも地球環境の変化が影響していると言うことです
つまりは今回起きてる日本海側の豪雪も人災だと言うことです
暖冬だと言われていたのに・・・
海外ではヒートドーム現象なども含めて、同じような異常な気象が確認されてます
地球の大気の流れや寒波や熱波の発生が昔と変わってきてるのです
これも全て人間がもたらした結果です
そのことをまずは知って認識しなければならないと思ってます
そんなこと思ってブログに書きました
環境問題の第一歩は、まずは現実を知ることです
そして無関心ではなく関心を持つことなんです
最後まで読んでくださってありがとうございます
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