現代社会で「心気症」と言う新たな病気が広まってるらしい
皆さんは「心気症」と言う病気を知っているでしょうか?
現代社会の中で少しずつ広がってるみたいです
株式会社 日向の鳥辺康則です
「心気症」とは、病気になることを過度に心配することが実際に早期の死につながる可能になる症状です
正式に疾病不安障害とも呼ばれていて、ちょっとした身体的不調が深刻な病気の兆候ではないかという思い込みを持ってしまう疾患です
日本人は、世界の中でも健康診断をして数値を気にする国民と言われています
その数値によって、自分は病気だと思い込んでしまう人が多いということなんです
もちろん健康診断で出る数値はとても大切なものだとは思っています
高血圧の基準の数値などは、国によって様々です
日本国内でも数値の設定値が変更になるケースもあります
数値だけで100%判断するのはリスクがあると思います
一番は自分の体と対話することだと思います
何か大変を感じているのであれば、数値よりもそれを重要視するべきだと思います
逆に数値が若干悪くても、全く違和感を感じないのであればもしかすると気のせいかもしれないのです
しかし、巷のSNSを始めとしての情報では健康不安を煽る情報ばっかりです
良い情報もあるのですが、ほとんどが健康不安を煽って何かを買わせたりすることが目的です
心気症の患者は病気に検査を受けて病気は何もないと診断を受けた後でも、病気なのではないかと心配を続けて、日常生活や人間関係を深刻に損なってしまうこともあるのです
この状態は「身体症状症」にも似ていますが、身体症状症は痛みなど具体的な身体症状に対する極端な不安を持つ症状です
全く違うのです
自分は病気だと思うことによって、本当に病気になってしまうことです
日本ではこの症状に対してのデータがほとんどありません
だから理解もされづらいですし診断を受ける人自体が非常に少ないのです
スウェーデンの国家療記録データを調査が比較的多くの事例を持ってます
そのデータによると心気症の人たちは、そうではない人たちよりもあらゆる原因で死亡する可能性が高かったことがわかりました
1,000人を1年間観察したすると、心気症の死亡率は8.5人で、心気症でない人の死亡率は5.5人と明確な差が出ています
他の変数を調整しても、やはり心気症の人はリスクが上がっていて特に自殺リスクが4倍以上高かったこともわかっています
単なる心配性の人でしょ?という人もいるかもしれませんが今自分の病気になると過度に不安に思う人が多いのです
病気に一番良くないのは不安と言うストレスです
この不安と言うストレスが間違いなく病気を悪化させます
病気でない人まで、病気にさせる力があるのです
日本の医療は数値やデータばかりを優先します
数値やデータが悪いのではないです
患者と向き合ってちゃんと目を見てヒアリングするお医者さんがいかに少ないか
その中でしかわからない症状もあるのです
特に心気症は数値やデータでは一切出てこないものです
その患者が抱えている不安と言う目に見えないものなんです
そこをキャッチできるお医者さんているんでしょうか?
そんなことを思ってブログに書きました
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