世界中の河川や地下水が汚染され地球上の水質汚染も大問題なんです
マイクロプラスチックによる海洋汚染は今や世界的に問題になり、世界中の国々で対策が叫ばれています
そんな中でもう一つ深刻になっているのが、河川や地下水の汚染です
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
英ヨーク大学などの研究チームによると、世界6大陸72カ国の河川から711のサンプルを収集して調べたところ驚く結果になりました
それは、河川の水3分の2に1種類以上の汎用抗生物質が含まれていたのです
その濃度は、環境安全基準値を最大で300倍上回る数値だったのです
抗生物質と言えば人間や家畜の細菌感染を抑えるために使用される薬剤です
なぜ大量に河川に流れ込んでいるのでしょうか?
特に深刻だった国は、バングラディッシュ、ケニア、ガーナ、パキスタン、ナイジェリアでした
欧州で最も高い濃度が検査されたのはオーストラリアでもありました
これらの地域は感染症が流行しており、予防接種として大量の抗生物質が投与されている事実もあります
確かにアジアやアフリカの多くの場所で安全基準値を上回っていたみたいですが、欧州や米大陸で収集したサンプルも基準値を上回るものもありました
これが意味することは、抗生物質化合物による汚染が世界中の水系に広まっていることを実証していると言うことです
そしてその先は野生生物に影響与え、薬剤耐性菌を増やす結果になっていると言うことなのです
抗生物質の効かない薬剤耐性菌が増えていることも脅威なのです
確かに1920年代に発見された抗生物質は、肺炎、結核、髄膜炎などの多くの致死性細菌から何万人もの命を救ってきた事実もあります
しかし、抗生物質の過剰使用や誤用は、薬剤耐性菌の主な原因となると言われているのです
WHOの報告によると、このままでいけば2050年には抗生物質などの薬剤耐性菌による死亡者ががん死亡者を上回り1000万人に到達すると言われています
体内での細菌の多様性が失われ様々な質病が増加することも懸念されています
また、家畜の飼育などでも大量の抗生物質が使われていますが、目的は病気予防と言うよりも成長促進が目的と考えられています
農作物の農薬としても抗生物質は使われてるのです
考えてみれば想像以上の数の抗生物質が氾濫しており、それが原因で世界の水質が汚染されていると言うことです
日本も重い腰を上げ、厚労省がようやく「2020年の人口千人あたりの一日抗菌薬使用量を2013年の水準の3分の2に減少させる」と言う目標を掲げました
いまさら、遅いんだよーと本当に言いたいです
私が懸念しているのは抗生物質を使用するようになってからの人間の体内常在菌の種類や個数は大幅に減少していると言う事実です
人間と細菌は共生していて体内常在菌の多様性は人間を健康に正常化にしていると思っています
そのバランスが崩れてしまうのであれば様々な問題が起きます
体内常在菌がいることで次のような効果があります
・他の病原菌から守ってもらう
・老廃物を掃除してもらう
・ビタミンを合成してもらう
・ミネラルの吸収を助けてもらう
その他にも膨大な恩恵を受けているのです
つまり、体内常在菌の多様性こそが健康のカギだったと言うことです
目に見える地球上での環境破壊等によって動植物の生態系が撹乱され種の多様性が奪われています
人間の体の中でも全く同じことが起きていると私は考えます
体内常在菌は出産時に母親から受け継ぐものなのです
赤ちゃんが母親から受け継ぐ体内細菌を本当に大切にしなければならないと思います
あまりにも氾濫する抗生物質によってさらなる耐性菌が生まれ地球上の生態系が本当に崩れていってます
海洋汚染も問題ですが、世界中の水質汚染にも注意を払いながら地球環境浄化するビーワンやトリニティーを広めることを急がなければならないと確信しました
No comments yet.