世界一のプラゴミ消費国が本格的規制に乗り出しました
海洋汚染の1番の原因になっているプラスチックゴミ
世界中の国々でプラスチックに対しての規制が進んでいます
株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)
フィリピンでもプラスチックゴミの規制が進んでおり、ストローは禁止、スーパーなどのレジ袋もプラスチックは禁止になっています
日本ではようやくプラスチック袋を有料化する法律が可決されました
EUでは2千15年4月からプラスチックの規制が進んでいます
UNEP(国連環境計画)の発表によると、プラスチックバック(レジ袋)の使用を禁止していくには実はたくさんあるのです
驚くのがアフリカ大陸の多くが使用禁止なのです
実は、ゴミの収集率やリサイクル率が低いこれらの国々では、プラごみ問題はより顕在化しやすく、またもともとプラスチック製品の輸出がほとんどなく、その産業が力を持っていないことが挙げられます
どちらにせよ日本はこれらの問題に対して後進国的な位置になっている事は間違いありません
日本は、自分の国で消費されたプラスチックゴミを他国へ輸出する量が世界で1番なのです
つまり、プラごみ輸出量が世界一だということです
今まではこれらのプラごみを中国が輸入してくれていました
しかし2019年6月に、中国はついにプラごみ輸入を停止したのです
中国が停止して行き場をしなったプラごみは東南アジア諸国に一気に向かいました
しかし多くの東南アジアでもプラごみ輸入を次から次えと禁止したのです
マレーシア、タイ、ベトナムやインドネシアなども輸入を禁止してます
現実的には、先進国では行き場を失った大量のプラゴミを積んだコンテナが港に並んでいるのです
中国が本格的にプラスチック製品を禁止することを発表しました
そんな中いよいよ世界最大のプラスチック消費国の1つである中国が、使い捨てプラスチックを禁止する計画を発表したのです
人口14億人の中国は、大量に出るプラスチックゴミ処理にかねてから苦慮してきてました
自分たちの国で出るプラスチックゴミだけでなく、以前は世界のプラごみ輸入の7割も請け負っていた国なのです
この中国が2020年1月20日にプラスチック禁止に関する大幅な計画を発表したのです
発表内容「2020年末までに以下を禁止」
・使い捨て食器の生産及び販売
・綿棒の清算及び販売
・プラスチック粒子を含む家庭用品の生産(販売は2022年末まで)
・使い捨てかつ生分解性でないレジ袋(主要都市以外は2022年末まで)
・使い捨てストロー
このようなことを発表したのです
この中でもプラスチック粒子を含む家庭用品の禁止はかなりすごいと思います
実はプラスチック粒子は洗顔料や歯磨き粉、ボディーソープのほか、口紅やアイライン、日焼け止め、消臭剤などにも含まれているのです
それらはフィルターにもかからない大きさで海に垂れ流され、めぐりめぐって魚介類や飲み水などを通して私たちの身体に帰ってきてるのです
中国が今回このような決断した事は大きな意味があると思います
燃やしてしまうと大量の二酸化炭素を排出する石油製品であるプラスチック
このまま規制が進まずに増え続けると、2050年にはプラスチックが原因の温室効果ガス排出は、全体の温室効果ガス排出の15%を占め気候変動を加速すると言われています
決して地球温暖化の問題だけでは無いのです
日本では乳がんになる方が年々増え続けていると言われています
35年前と比べて3倍以上になっている事実があるのです
原因は、食生活の欧米化や月経の回数が増えたことが挙げられています
しかしもう一つの原因が、プラスチック製品の原料として使われる「ビスフェノールA」なんです
この物質は女性ホルモンの1つであるエストロゲンに似た作用を持ち、乳がんのがん細胞を増殖させることが知られています
世界各国ではこのことを受けビスフェノールAを使わない動きが広がっています
代替品としてビスフェノールSやフタル酸エスチルなどが使われていますが、これらの物質も決して安全ではないと言うことです
プラスチックが地球温暖化に与える影響と、身体に与える影響を簡単に書きましたが、本当に日本も真剣にこの問題を取り組まなければいけないと思っています
環境後進国と言われている日本ですが、一人ひとりの意識が国を変える可能性もあるのです
ぜひプラスチック規制に1日でも早く乗り出すように頑張っていきましょう
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