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「ごみゼロの日」に待ったなしのゴミ問題を考えてみる

5月30日は「ごみゼロの日」でした

人間が生活する上にあたって「ゴミ」が出るのは避けられません

株式会社 日向の鳥辺康則です(^◇^)

僕も1年を通してたくさんのゴミを出すので「ごみゼロ」はできていませんが、せっかくの日なのでゴミのことを考えてみます

現在、世界は人口増加と急速な都市化により廃棄物の年間発生総量が増えています

2016年でおよそ20億t超だったものが、2050年頃には34億t今で膨れ上がることが予想されています

この地球上でゴミは増え続けているのです

このゴミの3分の1は世界人口わずか15%の先進国の方々から排出されます

これに加えて発展途上国が急速な都市化が進み今後廃棄物は3倍以上になると言われているのです

プラスチックゴミは、年間2億5000t物量が廃棄され、800万tが海に流出してると言われています

いずれ海のプラスチックゴミの総重量は、全世界の海の魚類の総重量を上回ると言うことも予測されています

プラスチック製品の規制や世界でゴミを減らす活動は温室効果ガス抑制と同時に進めなければならない大きな問題となっているのです

そもそも自然界の普通の状態では、地球に生まれた生物の排出する物質(排泄物・分離物・食べ残し・死骸)は、環境に100%吸収されるのです

そうやって地球上のすべての生物は自然の1部として今まで生きてきたのです

しかし・・・

化学物質がこの地球上で誕生してからは、生分解できないものや環境に吸収されないものが増えたのです

今では生活する上にあたって化学物質なしでは生きていけません

この地球環境の自然摂理の中ではゴミと言うものは本来存在しなかったのです

生物が排泄する糞尿や食べ物の残飯類は自然に分解されていたのです

それによって土中の微生物が活発化し自然の1部としてすべて好循環で回っていたと思うのです

その自然から唯一離れた生物が人間だと思うのです

スウェーデンに行って学んだことがあります


15年位前にスウェーデン大使館を通じて国の環境問題に対する考え方を勉強しました

実際にスウェーデンや北欧に行って様々な現場を見てきました

スウェーデンと言うと環境先進国で非常に厳しいルールがあります

しかし1960年以前のスウェーデンは環境問題に苦しめられている汚染国だったのです

そこで、1960年代から環境問題が議論され作られた考え方が、次世代の子供たちの教育です

学校教育の中に環境問題の授業が取り組められ、小さい子供たちに国を変えるすべてのノーハウを教えたのです

その頃の子供たちが大人になり今のスウェーデンがあります

2019年時点でSDGs(持続可能な開発目標)の達成率は世界156カ国中2位です

エネルギーの6割をグリーンエネルギーで賄い、家庭ゴミは99%リサイクルしている現状があります

首都ストックホルムのすべてのバスは、木くずなどの有機ゴミを再利用したバイオガスで走っています

最初のスタートは空き缶や空き瓶ペットボトルの回収をスーパーが行い、その分を返金する制度などが用いられました

ゴミを捨てたりするのではなく、返却するとお金がもらえると言うことです

こんな小さいことから少しずつ教育がスタートしていたのです

スウェーデンの友達が日本に来てびっくりしたのが過剰包装らしいです

エコバックを持ってショッピングに行ってもフルーツや豆腐などは小さいビニール袋を使ってしまう姿にびっくりしていました

その他にも自分が使えなくなった服や物などはリユースする文化が根付いています

最近日本でもメルカリなどで、自分が必要ないものをゴミにするのではなく必要な人に手渡すと言う活動が活発になっています

スウェーデンの街にはリサイクルショップや古着屋さんもたくさんありました

街ではフリーマーケットやバザー・ガレージセールなども頻繁に行われていました

いらないものは他の人に使い続けてもらえばいい。人がいらなくなったものでも、自分にとって魅力的なものはある。物を売ってお金は手に入れられるし、それで好きなものを買うと喜びにつながる。

BY LiLiCoさん

スウェーデン出身のタレントの LiLiCoさんの言葉です

他にも古くなった洋服を再度仕立てて違うものにしてしまうようなことも普通だそうです

古くなったものを捨てると言う考えではなく、リユースや形を変えて再利用すると言うことです

日本はアメリカの大量生産・大量消費を真似した結果たくさんのゴミを出してるように感じます

ヨーロッパは1つのものを長く大切に使う文化があります

日本ではちょっと古くなったらゴミとして捨てて新しいものを買う文化があると思うのです

でもちょっとだけでいいので北欧などから学び、いらないもの=ゴミではなく再度価値のあるものに変換する考え方が必要だと思います

「ごみゼロの日」だからこそそんなことを考えてブログを書きました(^◇^)

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