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人口都市部集中と地球温暖化の影響で殺人的な暑さの年が増えている

日本でも35度を超える猛暑日がようやく通り過ぎようとしていると思います

地球規模では6月に北米を襲った殺人的熱波は多くの人の命を奪いました

株式会社 日向の鳥辺康則です

他にもギリシャやヨーロッパ全土でも記録的猛暑が続いています

そんな中で「米国科学アカデミー」新しい研究結果を発表しました

それは世界の国々の暑熱暴露の調査結果です

つまり殺人的猛暑の比率を数値化したものです

その結果によると、都市に住む人が猛暑に晒された日数(猛暑の事例をかけ合わせた日数)が爆発的に増えていると言うことです

1983年は年間400億人だったのが、2016年には1190億人になり、その数は3倍という結果が明らかになりました

その原因の3分の2は人口増加によるもの、3分の1が地球温暖化によるものですが、その割合は都市によって大きく異なることもわかりました

はっきりしてるのは原因です

都市の気温上昇の大きな理由は2つあって、まず世界的に人口が都市部に集中するようになったこと、そして地球温暖化の影響で年々都市の気温が上がっていることに起因しています

そして地球の都市で最も危険な暑さにさらされる頻度が増加したのは「バングラディッシュのダッカ」だそうです

一番大きな原因は人口増加らしいです

1983年には400万人だったダッカの人口は、現在では2,200万人に達しています

もちろんそこに油を注いだのが気候変動の温暖化です

他にもバクダット、カイロ、ムンバイなどの主要都市も上位に入りました

殺人的な猛暑日が多かったと言うことです

メキシコ湾岸の都市も気温の上昇により熱中症にかかる人が爆発的に増加しました

人口増加があまりないヨーロッパの各都市でも記憶的な気温上昇により熱中症にかかる人が爆発的に増加したのです

人口増加が大きな原因ですが、地球温暖化が火に油を注いでいる状態です

カリフォルニア大学サンタバーバラ校の機構災害センターのディレクターであるクリス・ファンク氏は次のように述べています

第一に、都市のヒートアイランド現象です。都市部の気温が高くなるのは道路やビルに使われている素材に起因しています。歴史的な要因もあります。古代文明の多くは、ナイル川、ニジェール川、ガンジス川、インダス川などの高温多湿な河川地域から誕生しました。農業を営んだり都市を発展させるためには最適な場所だったのです。しかし熱と湿気により猛烈な暑さを生み出す地域でもありました。さらに急速に人口が増加している地域でもあります。私達の研究結果の大部分は、すでに暑くなっている地域での人口増加が、熱危険性を高める大きな要因になっているということです。

環境保護団体の気候研究科のクリスティーナ・ダール氏は次のようなことを述べています

今回の研究は、都市の気温と人口が連動して増加している中、都市住民を守るためには、今から対策をとることがいかに必要かを示しています。そのためには世界中の温室効果ガスを迅速かつ大きく削減し、植樹やクールルーフの導入など、都市のヒートアイランド現象を軽減するための対策を実施することが必要です。また、都市生活者が猛暑の危険性を理解し、扇風機やエアコンを使って自宅で涼んだり、涼む場所に簡単に行けるようにすることが大事です。また熱波の間、住民が光熱費を滞納してでも自宅で冷房を使えるようにすることも重要です

世界を襲う記録的な熱波の中で命を守るためにするべきことがたくさんあると言うことです

これは世界の他国で起こっている他人事のように聞こえますが、日本でも年々熱波による熱中症などが増加しています

新潟や北海道でも40度に近づく気候になった日もありました

決して他人事では無いのです

暑さの過ぎた今の時期だからこそ書ける記事なのですが

今後もっと壮絶な暑さと遭遇する可能性が大きいのです

ほんとに今から対策が必要だと感じてブログを書きました

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